3分でわかるお茶の全体像のつかみ方
「抹茶って、他のお茶と何がちがうんですか?」
抹茶を仕事にしていると、よく聞かれる質問です。
抹茶が好きすぎて起業した私(@namatcha_)は最初は誠実に回答していたのですが(製法とか仕上げまでの方法とか)、相手はイマイチピンときてない様子。
どうやったら、相手の印象に残る説明ができるのか。
そう悩んでいたときに、思いついたのが「大豆代替法」です。(今勝手に名付けましたw)
相手も自分も納得できた、お茶の全体像をつかむための方法を、さくっとご紹介します!
大豆から生まれた商品を考えてみる
まず大豆から生まれたものを思い浮かべてみてください。
大豆、豆腐、納豆、味噌、醤油、豆乳…
ぱっと思いつくのは、これくらいでしょうか。
そしてそれらの作り方を図で解説してまとめてみます。
大豆という1つの原材料から、いろいろなものができていることがわかりますよね。
大豆を煮て発酵させる→醤油、味噌
大豆を煮て絞る→豆乳
大豆を煮て絞ったものを固める→豆腐
大豆を砕いて挽く→きなこ
煮る、挽く、絞るなどの工程をへて、違うものへと変身していきます。
お茶は、これと同じようなものなのです!!!!
この構造が理解できれば、お茶はマスターできます。
茶葉から生まれた商品を考えてみる
日本茶と言われたら何を思い浮かべますか?
煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶、紅茶…
ぱっと思いつくのは、こんなところでしょうか。
それぞれの作り方を見ると、上で図解した大豆とかなり似ていることがわかるかと思います。
基本的なお茶も、全て同じ茶葉からできているのです。
大豆を発酵させたら納豆、醤油、味噌ができるように、茶葉を発酵させたら紅茶ができあがります。
また、大豆を発酵させないで煮たら、豆乳、豆腐ができて、挽いたらきなこができるように、茶葉を発酵させないで蒸したら煎茶、ほうじ茶ができて、挽いたら抹茶ができます。
1つ特殊なのが、「育て方」です。
日光を浴びたか、浴びてないか…で違うお茶へと変化していきます。
日光を浴びることで光合成が行われるのですが、そうすると苦味(渋み)成分のカテキンが増加します。緑茶やほうじ茶が少し苦味があるのはこれなんですね!
逆に日の光を当てないで光合成を抑えると、カテキンの増加を抑え、旨み成分であるテアニンが増えます。 質のいい玉露やお抹茶は苦くなく「お出汁」みたいな味がするのですが、それは遮光して育てているおかげなのです。
今説明した日光の話は、大豆とは少し違うところですが覚えておくと、「お、この人よく知ってるな!」となると思います。笑
他にも「揉む」「仕上げ」などいろいろ工程はありますが、これはまあ…本当に好きだったら覚えてください。笑
よく驚かれるのは「お茶が同じ茶葉からできていること」。
説明してもイマイチ理解できてない気がして悩んでいたのですが、「大豆」というわかりやすい例を見つけたことで、お互いにピンとくる説明ができるようになりました。
お茶は知れば知るほど分からないことがたくさんでてきて、知的好奇心が掻き立てられる沼要素があります。笑
ぜひ今回の全体像を掴んで「おもしろそう」と思ったら、いろいろ調べてみてください。はまります!
インタビューや寄稿で、「抹茶おもしろそう!」と思ってもらう
最近は、抹茶スイーツが広まってきたおかげで、だいぶカジュアルなイメージがついてきましたが、まだまだ「抹茶」自体のことをよく知らない人は多いです。
「抹茶と他のお茶のちがいはなんですか?」
と聞かれて答えられる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
日本で昔からずっと飲み続け、伝統文化にもなっている抹茶。
日本人として説明できない人がほとんどなのは、悲しいものです。
だけど興味を持つことができない存在であるのも確か。日常生活で触れることがないので、知る機会がないのは当然です。
だからこそ、私が、みんなが興味を持てることと掛け合わせながら、自然に抹茶のことが知れるように仕掛けていきたいと思っています。
おすすめのお茶note
<おしらせ>
※興味のあるひとだけ見てください。
Twitterでは日々抹茶のことや、経営に奮闘している様子を呟いています。ぜひ覗いてみてください。
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