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甥っ子と私

7月28日(日) 休職25日目

妹一家と午後まで過ごす。
甥が赤ちゃんの頃からお風呂上がりの保湿、歯磨き、爪切りは私の役目。

子供が苦手だった私は、甥っ子が産まれてから価値観が180度変わった。
甥が産まれた瞬間、心の底から赤ちゃんを可愛い、愛おしいと思った。

そういえば、妹のお腹の中にいる頃からよくしゃっくりをしている子だった。産まれてからは小さな身体で一生懸命呼吸して生きている姿に涙が出そうになったっけ。人並みに自分にも母性はあるものなんだな、なんて頭の片隅で思ったものだ。初めておそるおそる抱っこさせてもらった時は「赤ちゃんてこんなにあったかいんだ、いい匂い」と思った。

7年前の7月、里帰り出産し産後1ヶ月ほど実家にいた妹を、母と私もサポートしながら甥のお世話をさせてもらった。

新生児は2〜3時間おきに授乳しないといけない為、妹が常に睡眠不足でフラフラしており、当時は私が仕事から帰宅して食事を終えた20時頃から深夜1時まで甥を預かりオムツを替えたりミルクをあげたりしていた。その間母と妹には寝てもらい、深夜1時から朝までは母と交代で私と妹が睡眠を確保していた。夜中どうしても泣き止まない時だけ妹を起こし対応を代わってもらう。

あれから7年経ったなんて信じられないくらい時が流れるのは早い。
そして赤ちゃんは気づけば立ち上がり、歩き出し、言葉を話せるようになってあっという間に成長していく。一つ一つ何かができる度に嬉しくて思わず拍手をする。今の私は親というより、どちらかと言えば孫を慈しむおじいちゃんおばあちゃんの気持ちに多分近い。
親ほど直接的な責任がない分手離しで可愛いがれるポジションだ。甥っ子は格別可愛い。
元気のない私には一番の癒しだ。

日記をつけていたら「何してるの?」と甥がスマホを覗き込んできた。日記をつけてるよ、と言うと「日記って書くんじゃないん?」と。
紙とペンで書くスタイルだと思っているようだ。勿論その方がその人らしくて素敵だし、本来は私もそうしたいけど誤字脱字が増えそうなのと、書くよりスマホのメモ帳に打つ方が早いから、と答えた。「甥ちゃんと遊べて楽しかったって書いてるよ」と付け加えたらニッコリ笑ってくれた。

この子は何て可愛い顔をするんだろう。

寂しいが夕方には妹達は帰っていった。私はまだしばらく毎日が日曜日みたいなものだが、妹夫妻は仕事がある。またお盆の頃帰省すると約束していた。

その頃私の入院が重なりませんように。

(体調)食欲不振。お通じちょっとあり。出血なし。三食少ないながら食べられた。疲れているのに寝付けない。眠剤を1錠で服用してみる。

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