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煙を喫む


恥パの二次創作でした。ある意味三次創作ですね。

白っぽくて時間がゆったりした見開きは7部の影響です。
7部の間の取り方って本当にかっこいい。

恥パの、フーゴの自他境界が掴めなくてもがいている感じが好きです。
人との距離の線引きがハッキリしているアバッキオに対する解像度が絶妙に低いのが。

そういう距離感を描きたくて
「フーゴはアバッキオの考えてることが分からない」
「アバッキオはフーゴの考えてることが(似たもの同士だから経験則で)分かる」
というズレを常に意識していました。

恥パはフーゴが他者に対する共感を知るまでの物語だと思っているので、あの時間を経たフーゴなら、2001年までのアバッキオが何を思って自分の隣にいたのか想像できるんではないか、共感できるんではないかと願って描いた。

共感って自分の心の形を他人に重ねて客観視することでもあると思う。
彼への共感が、フーゴの魂をちょっと救ったら嬉しいぜ。