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料理をするようになったきっかけ

社員食堂で野菜バイヤーの仕事をしていましたが、実際は買い叩かなければいけないことも多かったです。それは、だんだん私の心を変え、ふと原点回帰をしたくなりました。その時、たまたま共通の友人に農家さんがいて、田んぼや畑を借りて、米や野菜を作るようになっていました。

食べ物のできる過程を見ることは魅力があったのだと思います。だんだん参加する友人も増え、しまいには田おこしから収穫までを全て手作業でやったり、合鴨農法で米作りしたりと、約10年間 米を作る体験ができました。

農園で採れる野菜と米を見た時、不思議とこの野菜で料理を作りたいと思いました。この美味しそうな野菜を無駄にしてはいけない、私が料理しようと。毎回 トマトや里芋やじゃがいもやフキで昼ごはんを作りました。参加した人々は、外で畑仕事の後に食べるごはんは美味しいと幸せそうな顔でした。農園には、採れたての野菜には、米作りには、人々を元気にする力がある、そう確信しました。

農園には、シェフも来てくれました。シェフは、野菜や合鴨を捌いて本当に美味しい料理を作りました。素材を無駄にせず、色彩を豊かにアレンジしてくれます。シェフのことは今でも尊敬しています。料理とは何かを教えてもらいました。



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