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世界の音楽も欧米化が進む

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2023年11月の記事一覧

きく【IRMA OSNO】(ペルー アヤクーチョ)

「プンピンの音楽(ペルーのカーニバル)」イルマ・オスノ&清水悠 TAKI AYACUCHO - Irma Osno(2017) フォルクローレ以前の音楽を継承しているらしい。 イルマ・オスノさんの声のインパクト。 「文字の文化」以前、 「声の文化」から継続されている歌(タキ)なのだろう。 アヤクーチョとは、ペルーにとって、とても重要な場所なのですね。 スペインからの独立戦争で勝利を決定的とした聖地。 また、遡れば、インカ以前の文明の場。 私が、聴いてこなかったペルー音

きく「Yèkèrmo Sèw」Mulatu Astatke(ethio jazz)

いまだ聴かぬ "ペルー音楽" を探していたが、 エチオ・ジャズが聴きたくなった。なんの関連性が? エチオピークス・シリーズは結局は、はまらなかったのだが、 このエチオ・ジャズは怪しくて良い。 大阪ワールド店「Plantation」常連の I さんは、一貫されていた。 もともと "ソウル"がお好き。ソウルフルな "タイ歌謡"もお好き。 そして、ソウルフル・エチオピアもお好き。 一昔前は、来日されたエチオピアの人らは、 さぶちゃん(北島三郎さん)のカセットテープを買って帰国さ

きく「Huérfano Pajarillo」「Convergence」笹久保 伸【前衛フォルクローレ&現代音楽】

古楽の人、濱田芳通さんの言葉「フォルクローレは、ルネサンス音楽の子孫だ」に背中を押されて、エル・スール・レコードで「フォルクローレ」を探してましたら、とんでもない人に会ってしまったかもしれません。 笹久保伸さん。 みんな知ってるんですかね。知らないのは我ひとりのパターンでしょうか。 ギターを弾きはじめ、ベース的に扱ってからのフォルクローレ風音楽へのメロディ移行。いや、「風」ではなく、これが本当のフォルクローレ? 俺のと違う。(知ってるやつと) 多少のカルチャーショック。