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『あなたはこうして成功する』読了千回

 タイトルの書籍は、大島淳一氏によるジョセフ・マーフィー博士の成功理論(「マーフィー理論」)をまとめた昭和43年初版の大ロングセラーです(産業能率大学出版部刊)。
 ※大島淳一とは、ペンネームで、往年の大碩学せきがく、故・渡部昇一わたべしょういち上智大学名誉教授が書かれたものと、後年、告白されています。

 この本には、私は、高校2年生の時に出会い、手にして読み始めた本屋で、思わず最後まで読み切ってしまうほどの衝撃でした。

 あれから40年、あんまりボロボロになって買い換えること、3冊目になり、おそらく読了回数は通算千回以上になると思われます。
 ※昭和43年初版の本が、未だに流通本として、売られていること自体が、かなり奇跡的なことですが、これは取りも直さず、優れた名著の証しです。

 これは、J・マーフィー博士による潜在意識を活用した成功理論の本で、自分の行いたいことを、イメージや言葉で、繰り返し自分に訴えることを通じて、成功に導くという理論です。

 私は、それに出会う前は、都立高校の2年生であり、ごく平凡な成績でしたが、それ以後は、急激に覚醒し、成績はうなぎ登り、浪人はしましたが、東京大学に合格しました。

 それ以後、社会人になってからも、紆余曲折はありましたが、まずまずの人生が送れているのは、この本のおかげと言っていいと思います(まさに「恩書」と言えます。)。

 今も、月に数回は、読んでいます。

 読了千回と言いましたが、これは決してウソでも誇張でもないのです。

 だって、40年間、繰り返し読み続ければ、可能な回数でしょ(☆彡)。

 ただ、不思議なことなんですが、内容は全て理解していますが、文章の丸暗記はできていません(私の頭は、単純な記憶力が弱く、その代わり、理解して意味として内容を覚えることが向いているようです。)。

 この成功理論の肝は、良い成功のイメージや言葉を繰り返し頭に刻むことに尽きます。

 イメージと言葉とどちらでもいいのですが、私は、良い単語を就寝前に毎晩、百回唱えてから、眠りに就いています。
 ※特に、就寝前に良い単語を唱えることにより、潜在意識に強烈に刻まれるのです。

 簡単な良い単語を繰り返し唱えることを、「単語法」と呼びますが、これは就寝前を中心に、また、日中なども気付いたら、口の中で唱えています。

 就寝前に唱える言葉には、いくつかあるのですが、その中でも、重視している言葉は、次のとおりです。

 「富・健康・成功・笑顔」

 これらの言葉には、非常に良い意味が凝縮されており、それをマーフィー理論では、「言葉には魔力がある。」と言っています。

 その単語を毎晩、百回、指折り数えて、唱えてから、眠りに就いています。

 すると、起きている時間のふとした折、いいアイデアが浮かぶんですね。
 ※これは潜在意識が導いたアイデアです。

 そのアイデア、つまり、ひらめきを、すかさず、ただし、熱くなり過ぎず、ただ淡々と現実世界で行っていくこと、マーフィー理論の要訣は、これだけなんです。

 ただ、普通の人は、このような単純なことがにわかに信じられず、また、仮に行ったとしても、持続して実行できないのです。

 私の人生観は、「人生は、“漸進”主義」というものです。漸進とは、順を追って一歩ずつ、確実に進むことという意味です。

 みなさんも、気になるようでしたら、取り寄せて読まれてみることをお勧めします。良書だったらラッキーじゃありませんか(^^)。

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