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「最初の一分」を始めてやる気になる!!

 「武士の一分いちぶ」という木村拓哉主演の映画がありましたが、今回のタイトルは、「最初の一分いっぷん」です。
 ※この映画について、ネタバレにならない程度に指摘すると、盲目となった剣士が、凄腕の剣の達人に勝つというちょっと普通ではあり得ない展開の映画です。

 社会人になってまもなくの頃、何となく気の重い案件があって、手を付けないでいたら、1か月ほど経ってしまい、ようやく手を付けて、上司に報告したところ、「手を付けるのが遅いのは、言い訳ができない。」と厳しくたしなめられました。

 そんなこんなですが、今でも、何となくやる気にならない案件はいくつもあります。

 私は、毎週の日曜日に、自分の部屋→洗面所→風呂→トイレの順で掃除をすることとしているのですが、掃除は、私にとっては、あんまり調子の出ない案件なのです。

 そこで、私は、あんまり気が乗らないけれども、どうせやらなきゃならないことは、早い時間帯にやろうと決めて、このところの何か月かは、朝起きて、朝食を取ったら、次の順番で、行動を起こしています。

①運動習慣(日曜日版)…ラジオ体操第一・第二+ダンベル体操(5キロ×2個、8種)+エアロバイク(最強度・30分)の約50分

②掃除習慣(日曜日にやること)…部屋(掃除機・ウェットシート拭き)+洗面所(メラミンスポンジこすり)+風呂(メラミンスポンジこすり)+トイレ(トイレ用ペーパー拭き・漂白剤)の約50分


 あらかじめ、これをやるのに、1時間弱と予測してから、「エイヤッ!」と始めます。
 ※1時間弱というのは、安全割増を見込んでいるのですが、途中でのお茶飲みなどの休憩も計算に入れているからなのです。

 「エイヤッ!」と始めるときには、終わる時刻の目測は持ちつつも、あえて「“最初の一分(だけ)”を始めよう」と自分に言い聞かせています。

 というのは、人間行動そのものにも、物理学で言うところの「慣性の法則」が働いており、「動いていないものはそのまま動かないし、また、動き始めるのに最も力を要するが、動き始めると後はそのまま動き続ける。」ような性質があるんですね。

 どうせやらなきゃならないことならば、敢えて早い時間帯(この場合、日曜日の午前中)に、ちゃっちゃか終わらせちゃえ、という感じです。

 今でも、取りかかるのには、若干の勇気が要りますが、始めてしまうと、後は決まった流れであり、どんどん進みます。

 そして、あんまり気の乗らないことが、日曜日の早い時間帯である午前中のうちに処理できていることが、自分の中で、結構、立派なことのように思えて、何だか、やったぁ~という気持ちになるから、単純なものです。

 その後は、本屋に行って、本を購入して読書をしたり(週に最低2冊は読了します。)、このようなnoteに記事を載せたりしていると、「何だか、オレって、生産的なことをしているじゃん!」なんて、思えてきて、ちょびっとだけ(英語表現で言うと、“a little bit”)、いい気になります。

 で、この記事のポイントは、「気の乗らないことは、あえて早い時間帯にさっさとやり、後は好きなことをやる」ことでもあるのですが、さらなるポイントは、「最初の一分だけ始めよう」という気持ちの乗せ方なのです。

 みなさんも、相田みつをじゃないですが、「にんげんだもの」の人間ですから、強いところばかりじゃなく、むしろ弱いところも多々あるはずですよね。

 そういう弱いところも含めた人間ですから、苦手なことで、どうせやらなきゃならないことは、早い時間帯に、最初の一分だけやろうと決めて、「すぐ!」取りかかり、後は流れに乗せてしまいましょう。

 その後は大体何とかなるもんです(笑)。

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