結婚式は、恋と友情と家族愛のお披露目会
先日、辻村深月さんの『盲目的な恋と友情』という小説を読みまして。
その解説で、山本文緒さんがこんなことを言っていた。
・・・・・。
分かりすぎて悶えた。
いい感じに皮肉が込められているところも最高。
私は結婚式やりたくない派閥の人間だからなのか、この一言がすごい刺さった。とういうか、腑に落ちた。
あー、そうか。私が結婚式を挙げたいと思わないのは、周囲にお披露目するものがないからなのかもしれない。
以前、目立ちたくないからとかめんどくさいからとかいろいろ言ってたけど、たぶん高校~社会人1年目までの7年間付き合った元彼とだったら、私は当たり前のように結婚式を挙げていた気がする。
決して元彼に未練があるとか、今彼とは結婚式を挙げたくないとかそういうわけではなく、単純に高校からずっと付き合って結婚したら「私たちすごくない!?!?」って周囲にアピールしたくなる気持ちがあったと思うから。
今の彼だってとってもすてきな人だけど、「私のパートナーをみんなに見てほしい!!!」とまでは思わないし、友達の数も少ないから友情の見せ場(?)もない。友人スピーチを頼む子もピンと来ない・・・
あと、結婚式ってだいたい親への手紙とかもあると思うんですけど、親への感謝は他者に聞かれたくないし、自慢するほどの家族に関する美談があるわけでもない。
彼氏のことも、仲良くしてくれる友達のことも、家族のことも大好きだけど、周囲にお披露目するほどのものではないんだよなぁ・・・
だから、結婚式は恋と友情、いや、「恋と友情と家族愛」のいずれか(もしくは全部)をお披露目したい人たちのためのものなんだと思う。
どっちが幸せかとかそういう話じゃなくてね。
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