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RTA in Japan Summer 2024に「違う冬のぼくら」で参加してきたよというお話(出会い~本番まで)


アーカイブは↓からお好きな方をどうぞ。
個人的には、チャット欄が面白いのでTwitchがオススメ!




0. はじめに

初めましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
趣味でRTAを嗜んでいるNaotoと申します。
今回、RTA in japan Summer 2024に「違う冬のぼくら」で参加してきました!
記事タイトルにある通り、ゲームとの出会いから本番までの色んなことをこの記事にまとめようと思います。
長文、駄文となっていますがそれでも構わない方だけ読んでいただけたらと思います。

※RiJ関連だけでなく、東京小旅行(オフ会)のことも書いています(思い出を形に残すため)。予めご了承ください。
上の目次から好きなところだけでも読んでくれたら嬉しいです。



1. 出会い

一緒にプレイする人との再会

「違う冬のぼくら」は2人プレイ専用ゲームです。つまり、1人ではプレイ出来ません。
え?「あなたあの舞台で1人でプレイしてたでしょ」って?

はい!!!!!!

でも、流石の僕でも初見プレイは普通に2人で遊びますよ、ハイ。

で、初見プレイ時に一緒に遊んでくれたのが今回解説を務めてくれたPinocoさんです。
僕とPinocoさんは任天堂がWii U時代に開始したサービス「Miiverse」で出会いました。知り合って恐らく9-10年ぐらいかな?
(今この記事を読んでいる人で、Miiverseを知っている人、実際に利用してた人ってどのくらいいるんでしょうね)
そこから交流を開始し、Miiverseがサービス終了してからもTwitter(現X)でもやりとりを続けていました。

(Tips: Miiverseは既にサービスを終了していますが、有志によってArchiverseというサイトが作られました。過去の投稿を確認することしか出来ませんが、過去にMiiverseを利用していた方は是非チェックしてみてください。)

そこから色々訳あって7年(?)ぐらい音信不通になってしまったんですが、去年の11月にひょんなことからTwitter上で再会しました。最初は驚きが大きかったんですが、徐々に嬉しさや懐かしさがこみ上げてきました。そこからまた以前同様にゲームを通じて交流をするようになりました。


違う冬のぼくらとの出会い

「再会したPinocoさんと一緒にゲームするんだったら、どうせなら2人プレイ出来るゲームがいいよな~」

そんなことを頭に思い浮かべつつ遊べるゲームを探していた12月。
任天堂のセール情報が耳に入って来ました。
良さげなゲームを探していたところ、ここで「違う冬のぼくら」というゲームが目に留まりました。

2人プレイ専用、通話でのコミュニケーションを前提としたゲーム。
ドット絵が可愛い。世界観もなんかよさそう。値段もお手頃…。


ピッタリじゃん!!!!!

提案したところ、気に入ってくれたので購入。そして一緒に遊ぶことになりました。



2. 何故1人でRTAを!?

皆さんが一番気になるところではないでしょうか?

結論から言うと、「なんか出来そうだな!」と思ったからです。
「何そのふわっとした理由?」…って思われるかもしれませんが、実際そうだからしょうがないですね。

では、そこに至るまでの経緯を簡単に…。
12月にPinocoさんと「違う冬のぼくら」の初見プレイを始めました。
ドット絵の可愛らしさや程よい難易度のパズルを2人で楽しんでいました。
勿論、色んな意味でストーリーも(ネタバレになるので詳細は伏せます。)

プレイ時間約6時間で1週目をやり終えました。恐らく平均的なプレイ時間なのかな?

一通りプレイし終えたので、二人でRTAの動画を観ました。
勿論、2人プレイの動画でしたが当時の世界記録の動画を観たら…

「あれ?もしかしたら僕たちがやったら世界記録取れるんじゃね?」

と思いました。
思い立ったらすぐ行動!…ではなく、「2人で遊ぶゲームがなくなったら一緒にやろうか!」という結論に至りました。
この場は一旦これでお開きとなりました。

後日、僕はこのように思いました。
「2人プレイのゲームだから練習するときもお互いが都合つくときじゃないとダメだな…そうだ!もう1つ買って1人2役すればいいじゃん

という訳でSteam版を購入!

Steam版購入!

当然ながら最初は操作が覚束なくてぐっだぐだでした。
そこで、自分のやりやすいようにキーコンを工夫したりしてそこそこスムーズにプレイ出来るようになりました。
休憩がてらSpeedrun.com違う冬のぼくらのページを閲覧していたら、目を引くカテゴリの存在に気付きました。

「Solo Any%」

中身は想像通り、1人2役をするカテゴリでした。
当時の世界記録(走者1人)を観ると、ガチガチに詰めた感じではなく取り敢えず走ってみた印象を受けました。

そこで僕はこのように思いました。

「このカテゴリをガチでやり込んだらどれくらいのタイムになるんだろうか?2人プレイの記録と遜色ないタイム出せるのだろうか?」

2人プレイのRTAを走るのがいつになるか分からない状況だったので、取り敢えず暫くは1人で走ってみようという気持ちになりました。



3. 記録詰め詰めタイム ~ RiJ当選まで

初めて通したのが2024/02/12。記録は1:01:52
当時の世界記録を15分更新しましたが、走りの内容は酷かったです。人にお見せ出来るレベルには到底達していませんでした。


そこから1か月間、色々試行錯誤した結果、初通しから1か月後の2024/03/12に39:40を出すことが出来ました。
2人プレイの記録も含めて初めての30分台!満足出来る記録を出せて嬉しかったです!


月日は流れ、2024/04/29に「Pixel Art Runners Spring Sprite」というイベンで本RTAを走りました。
イベント初披露且つ走者兼解説、加えてRTAイベントに参加するのが2年ぶりだったこともあって、緊張とかでグダグダになってしまいましたが楽しかったです。


イベントから1週間後の2024/05/05、いよいよRTA in japan Summer 2024の応募が始まりました!

1人2タイトルまで応募できるのですが、まず確定枠としてその当時メインで走っていた「プリンセスピーチ Showtime!」を応募しました。
もう1枠はものすごい迷いました。
応募出来るタイトルは「違う冬のぼくら」のみでした。ただ、季節が冬のゲームなので「応募するんだったら冬の方がなんか良さげだから夏は無理に応募しなくてもいいかな…」なんて考えもよぎりました。

ただ、「もしかしたら他の人が応募して採用されてしまったら、暫く採用されないよな…?」という考えに至った結果…

「季節とかもうそんなこと関係ねぇ!!応募して採用されるんだ!!」

という訳で応募しました。
案の定、2人プレイの応募(世界記録)もありました。


2024/06/23、運命の日。採用作品が発表されました!

なんと!!当選しちゃいました!!
2人プレイの応募の方が記録も早かったし、ゲームの特性的に2人プレイの方が見映えもあるから望み薄と思ってたので、めっちゃビックリしました…。
1人2役RTAという希少性を評価されたのかな?まあ、どういう理由であれ、評価してもらえたのは素直に嬉しかったです!!



4. 当選直後 ~ 東京出発まで

当選直後

恐らく当選したほとんどの走者がやったと思いますが、Twitterで皆さんの反応を色々見て楽しんでいました。
「違う冬のぼくらのRTAってあるんだ!」とか「違う冬のぼくらのRTA楽しみ」など嬉しい反応がたくさんありましたが、中でも1番多かった反応が…

「違う冬のぼくら"ソロ"って何?」

まあ、そらそうやなって感じでした。

また、「違う冬のぼくら」製作者のところにょりさんにも反応をいただけて嬉しかったです!


当選翌日 ~ 練習再開まで

一晩すぎて余韻も良い感じに落ち着いたところで、練習を再開する前にまずイベント関連の雑務を全部終わらせることにします。

・解説依頼
一番重要なところです。4月のイベントで走者兼解説をした時に「走りながらの解説はやっぱりキツイ」と痛感しました。
2画面をチラチラ見ながら隙をみて原稿を見て喋るのは僕のキャパをはるかにオーバーしていました。なので誰かに依頼することに。
違うカテゴリですが走者はいるにはいるのでその方たちを候補にあげましたが、まず最初に一緒に初見プレイをしたPinocoさんに声をかけました。
以前、初見プレイ終了後に「RiJで採用されたら解説よろしくね」と冗談半分で言っていたんですが、本採用後に改めて今回お願いしたところ、快く引き受けてくれました。
Pinocoさん、ありがとうございます!!

・解説用資料作成
解説をお願いしたPinocoさんのために資料を提供して、それを元に原稿を作ってもらう形を取りました。
提供したものは、過去のイベントのアーカイブやこの為に録画した細かい解説入りの録画動画、解説テキストが入った1つ1つのエリアのスクリーンショットを提供しました。自分が出来ることはしたと思っています。
で、原稿作成時に気を付けたことは一番気を付けたことはストーリーのネタバレに配慮することです。
どのゲームでもそうですが、このゲームは特にネタバレ厳禁です。
ただ、全く触れないということになると今何が起こったのかなどが伝わらないため、必要最低限の情報だけ伝えることにしていました。

あとは、見やすさ・分かりやすさ重視のために2画面が異なった時は動物側メインで話す、ゲームの可愛らしさを強調するためにキャラを君付けで呼ぶ、画面で起こっている状況を淡々と説明することでストーリーを説明せずともどことなくホラーな世界観が伝わるようにする何か印象的なワードを生み出す流れを作る、これらの点に注意しながら作成しました。

こんな感じのスクリーンショットを提供しました。

・名刺作成
RTA界隈には名刺交換文化があることは知っていました。
過去2回のRTA in Japan参加(2020年夏2021年夏)含めて、これまで参加したRTAイベントは全てオンラインでした。今回初のオフラインイベント参加なので作成することに。
印刷会社はグラフィックさんを選びました。比較的安価に作成出来て、納期も短く、新規登録キャンペーンやってたことが決め手でした。
サクッと終わらせたかったのでシンプルなものを作成しました。

他には宿泊先決めや交通手段などもサクッと決めて、1週間で雑務を終わらせることが出来ました。


練習

最後にRTAを通してから再開するまでの約2か月の間に新しい技が発見されていたので、まずはそれがどんなものか(難易度とか)確かめました。
結論としては、難しくはなかったです。本番当日までに成功率を高めることが出来れば披露したいな、といった感じです。

ここからは全体のお話。
新たに発見された技を成功できれば自己ベストの更新も容易であると感じていました。
ただ、自己ベストは結構全体的に上手くいったもので更新余地は多くはありませんでした。
自分自身、リセゲーは好きじゃない(好きな人なんていないと思いますが)ので、更新は二の次としてひたすら通すことに重きを置いて練習することにししました。

自己ベストが39分40秒、ESTが50分なので、多少ミスをしても安定して42分台前後で走ることを意識しました。
結果的に、練習で通した記録の平均値は大体想定通りに収まったため、自分のプレイ環境下での不安はそんなになかったです。

リハーサル

8月に入って、解説のPinocoさんと本番を想定したリハーサルを行いました。他の方たちと比べたらやや遅いと思いますが、比べること自体がナンセンスだし、それで焦ってもしょうがないのでマイペースに自分たちが出来ることを進めていきました。
2回しか出来ませんでしたが、十分披露できるレベルには仕上がっていたと思います。

リハーサル後は原稿の軽い修正を行ったり、最後の追い込みをかけるなどをして過ごして、東京出発の日まで過ごしました。



5. 東京遠征 for RiJ with Pinocoさん

東京遠征は3泊4日(8/12 ~ 15)でした。
東京に関して、田舎者の僕は右も左も分からないので、解説のPinocoさんにその辺りのサポートをお任せしました。
原稿などゲーム周りのサポートは僕中心にやったので、持ちつ持たれつって感じですね。質的なオフ会みたいになっていて、「RTA in Japanがメインじゃないの?」って思われるかもしれませんが、僕にとっては

RTA in Japanとオフ会、ダブルメインのつもりです。

なので、これから滞在日ごとの行動を書いていくつもりですが、RTA in Japan関連のことだけ知りたい人は、8/13(火)と8/14(水)のとこだけ見てもらえたらと思います。

8/12(月)

早朝に東京駅に到着。半日間バスに揺られて身体が痛かったので近くのネットカフェに行って休憩しようと思ったんですが、2時間待ちだったので諦めて駅に戻りました。
駅で適当に朝食を食べてお土産を見て回ったり周辺を散歩したりして時間を潰した後に、宿泊先にチェックインしました。
その後、昼食を食べた後に解説のPinocoさんとの待ち合わせ場所に向かいました。

四ツ谷駅でPinocoさんと合流!
記事の最初で知り合って9-10年と書きましたが、リアルで会うのは今回が初めてでした。オンライン上でこれまで何度も遊んでたりしたので、いい意味であんまり緊張しませんでした。その後、RiJの会場であるnote placeへと向かいました。

名札をもらったりバナーを撮ったりしていると、「ああ、いよいよだな…」という実感がわいてきました。

この日のお目当ては「ハムハムスポーツ」のRTA観戦でした。
というのも、Pinocoさんが「私の中の神ゲーはハムハムスポーツ!」と前々から言っており、今回自身が解説する違う冬のぼくらとハムハムスポーツが同じイベントで採用されたことを大変嬉しく思っていて、「これはもう運命で観戦するしかない!」とのことだったので、一緒に観戦することになりました。
前から2列目といういい席を確保して観戦。僕はあまりハム太郎に詳しくないのですが、それでも走者・解説の皆さんのハム太郎愛が伝わってとても楽しかったです。
Pinocoさんに感想を聞いたところ、「泣きそう」とのことでした。
こういう感想をいただくと走者冥利に尽きますよね。

因みに、PinocoさんはRTA走者ではありませんが、ハムハムスポーツの配信環境セットを整えてくれたらRTA走るとのことなので、ハムハムスポーツ界隈の方、どうかよろしくお願いします!

観戦後、会場を後にして少し早い夕食を食べに行きました。
行ったのはタイ・インド料理の「SUNRISE 四ツ谷駅前店」です。

頂いたのはカオマンガイとマンゴーラッシー。
想像以上に辛かったですが、味付けもよく美味しくいただけました。
あと、店員さんのサービス精神が旺盛で、水がなくなるとすぐに注いでくれました。
善意なので断るのもどうかと思ったので結局5杯ぐらい飲んじゃいました。
ごちそうさまでした。遠征初日はこれにて解散。バスの移動疲れもあったので宿にゆっくり身体を休めました。


8/13(火)

前日のバス移動の疲れもあったのにも関わらず早起きをしてしまい、中々身体が動かなかったので、午前中はゆっくり休んで午後からPinocoさんと合流、お昼ご飯を食べに行きました。

向かったのは新宿にある「隠れ房 新宿店」です。
東京に向かう前に色々調べて気になっていたお店です。

1800円で90分間食べ放題のランチビュッフェをいただきました。
東京の物価だったり相場を知らないので何とも言えませんが、この値段はお手頃ではないでしょうか。
常時数十種類の料理が準備されており、ドリンクバーも豊富、揚げたての天ぷらをいただける、等々満足感は想像以上でした。
また、個室もたくさんあるので打ち合わせなどに利用するのもいいかなと思いました。今回は窓際席でしたが、天気もよく気持ちよくご飯をいただけました。
行ってみたいと思う方は予約した方が確実かもしれません。
僕たちは12:00に予約して行ってまだそれほど混んではいませんでしたが、予約なしでは待たされる場合があるみたいなので。


昼食後、秋葉原に移動して本番の時に着る服を見に行くことに。

お目当ての服。分かる人には分かる違う冬のぼくらっぽいシャツ。

この服目当てで行き、あったもののサイズがXLしかなかったため断念。
また、同じようなシャツがありましたが、本番で着る予定の無敵時間さんからもらったベースボールシャツに隠れてしまうため断念。
秋葉原を後にします。


その後、四ツ谷に移動。
この日は「初代カービィ」を現地で観戦予定でした。まだ開始予定まで時間はあったので、行ってみたかった「 たいやき わかば」でおやつを食べることにしました。

15時過ぎに向かった所、15人ぐらい並んでいました。時間が時間だっただけにしょうがないですね。
たいやきは出来たてをいただけたので皮がパリッとしていて美味しかったし、中身のあんこも上品な甘さですごい美味しかったで。これで1つ210円はお安い!
因みに、夏の間はかき氷もいただけます。ぼくは食べませんでしたが、Pinocoさんが食べているの様子を見ていると「やっぱ注文した方がよかったかな~」とも思ってしまいました。クソ暑かったし。

食べながらTwitchを確認したところ、大分時間を巻いていたのもあってか初代カービィが既に始まっていました。
今から向かっても間に合わないため渋々現地観戦は断念。
ただ、自分の出番前日もあるので練習などをするため会場に向かいました。

会場に到着。カービィゾーン真っ只中だったため観戦エリアもラウンジも人がいっぱい。どうにかラウンジで空いている席を確保。練習を始めました。

モニター2枚占有するのは申し訳ないので、PinocoさんのSwitchをお借りして練習。1回通してみてまずまずのできだったので取り合えず一安心。

その後、スタッフの方に声をかけて運営用PCをお借りしてインストール作業&練習部屋で練習をしました。

インストールも無事完了して実感がわいてきたところで今日はお開きにしようとしていました。その前に動作確認がてら少しゲームを起動したところ…

PC側でムービースキップ出来ないじゃん!!

いや~、気づいてよかった。急いでクリアをしてムービースキップが出来るのを確認しました。一安心一安心。
PCゲームで参加してみたいという人、インストール作業などは前日までに、時間に余裕を持って行いましょう。何が起こるのか分からないので。
この日は通し2回+区間練習をしたところでお開きに。明日の本番のためにゆっくり休みます。


8/14(水) ※本番当日

朝6時ぐらいに起床。タイムスケジュールを見たところ、予定より1時間以上巻いていました。準備をして9時頃に会場に到着。
練習部屋で練習をしながら様子をうかがっていると、バックアップが入っており自分たちの出番は大体予定通り、正午前になっていました。
よかったよかった。

本番用PCをお借りして最終調整をしました。
10時頃になって一旦練習を中断しました。理由は「違う冬のぼくら」の製作者であるところにょりさんに挨拶をするためです。
「なんで製作者本人が会場に!?」と思われるかもしれませんが、今回走者の私が招待させてもらいました。

「ゲームのコンセプトを破壊するような遊び方してすいません」などなどお伝えしたところ、「リラックスして頑張ってください」、「楽しみにしています」などなど暖かい言葉をかけてくださり、多少緊張がほぐれました。
お土産もいただいて、ホント何から何までありがとうございました。

挨拶を終えて練習再開。1回通して後は休憩して本番を待つことに。
自分たちの前の前のゲームが終わったタイミングでスタッフの方が呼びに来て本番前セットアップへ。
前のゲームがEST8分だったためセットアップもかなり急ぎ足でした。
加えて、普段やっている環境と同じようにしてもらうため多少無理な注文をしてまったため、スタッフの方にご迷惑をおかけしてしまいました。
その節は申し訳ありませんでした。
無事、セットアップを終えいよいよ本番となります。


本番

結論から言いますと、満足いく走りが出来たと思います。90点ぐらいはあげてもいいかなと。
2つの面から簡単に振り返ります。

★ゲームプレイ面

観てくれた方は分かるかと思いますが、このゲームのRTAは「正攻法:スキップ技: = 4:1」ぐらいの割合で攻略しています。
特にスキップ技の多くは序盤5分以内に詰まっています。序盤ということもあり、緊張からか普段しないミスを結構してしまったりゆっくりなペースでプレイしてしまいました。
ただ、序盤を乗り越えると暫くは正攻法ゾーン。緊張も多少ほぐれてきました。1人で2つのコントローラーを操作する関係で、たまに自分がどっちのコントローラーでどっちのキャラを操作しているか分からなくなってしまい頭がこんがらがってしまった時もありますが、冷静になって落ちついてプレイすることが出来ました。
終盤の方には待機時間でゲーム内ミニゲームをする余裕もありました。もう緊張はなかったです。
そのまま完走!タイムは41分19秒。自己ベスト+1分40秒ぐらい。
直近の練習のタイムがあまり振るわなかったことを踏まえると、本番でこのタイムは十分すぎました。よかったよかった。

★喋り面(解説面)
喋りの方はほぼほぼ解説のPinocoさんにお任せしていました。終始穏やかに解説をしてもらい、プレイの方に集中することが出来ました。感謝!!
また、「2人のやり取りがほのぼのとしてよかった」などのコメントがあって嬉しかったです。その辺りは特に意識してなくて通常運転だったんですが、いい方に感じてもらえてなによりです。

さて、ここから本題です。
原稿作成当初から気を付けていたポイント(記事中盤あたりで触れた)がいくつかあったのですが、以下2点がいい反応をもらえたと感じています。

状況を淡々と説明することでストーリーを説明せずともどことなくホラーな世界観が伝わるようにする
画面の雰囲気は全体的にどことなく可愛らしいのに、中盤ありからはゲーム内で起きていることはおおよそそうとは言えないのがこのゲームの特徴です。
Pinocoが穏やかな口調で、あまり詳しいことは言わずに淡々と喋ってもらうことで恐ろしい、ホラーな雰囲気が伝わっていたと思います。
また、雰囲気だけでなく「走者がホラー」みたいな反応もありました。
想定外の反応でしたが、「一般の方から見たらまあそうか」とすぐに納得しちゃいました。

何か印象的なワードを生み出す流れを作る
はい、お察しの通り「同じ夏のぼく」です。
「今の季節は夏で走者はNaotoさん1人、これって「同じ夏のぼく」じゃないですか?」
この流れ、正直当たるか外れるかちょっと不安なところがありました。
ただ、会場からも視聴者からも良い反応をもらいました。
ゲームタイトルとの親和性もあり唯一無二のワードになって非常によかったです。この流れ作った甲斐がありました。

以下のリンクから実際に違う冬のぼくらを走っていた時の#RTAinJapanタグがついているポストを確認できます。(8/14 11:35 ~ 12:35)
ハッシュタグの部分を単語に変えたり、数字を変えれば時間帯も帰れるのでお好みでどうぞ!
https://x.com/search?q=%23RTAinJapan%20since%3A2024-08-14_11%3A35%3A00_JST%20until%3A2024-08-14_12%3A35%3A00_JST&src=recent_search_click&f=live

また、締めの挨拶で「違う冬のぼくら」と後継作の「違う星のぼくら」もしっかりと宣伝しました。RTAを会場で披露するのと同じぐらい重要な部分、しっかりとお伝えすることが出来たと思います。

皆、是非プレイしてね。勿論、1人じゃなくて友達と2人でね!

違う冬のぼくら
Steam版Switch版Android版iOS版

好評発売中!!

違う星のぼくら
Steam版

2025年初頭発売予定。ウィッシュリスト登録是非!!



本番を終えて会場で観戦に来ていた方から声をかけていただき嬉しかったです。コントローラーの持ち方も教えちゃいました。やってくれないかな(望み薄)
ところにょりさんにも挨拶をして、「違う星のぼくら」にめちゃくちゃ期待していることをお伝えしてお別れしました。

その後、ラウンジに移動してホワイトボードに自分たちの足跡を残しに行きました。

お腹もすいたので会場を後にしてお昼ご飯を食べに行きました。
向かったのは「幸せのパンケーキ 渋谷店」。

ずーっと前から「東京に行ったら美味しいふわふわのパンケーキ食べたい!」って言ってたので、RiJ完走記念のご褒美としていただくことに。
…疲れた身体にふわふわ感と甘さが染みわたりました。これは田舎にはない味かもしれない(多分ある)(探してないだけ)

その後、近くのお店で2人でTwitchのアーカイブを見て、皆さんのコメントに笑わせてもらいました。ネタにタイル酢反応とかも好評だったようでよかったです(…「僕はネコ派です」以外のところは)

その後、同じく渋谷にあるニンテンドーTOKYOへ。
当初行こうか迷ってたんですが、「東京に来たなら行っとかないと」というPInocoさんの後押しを受けて向かうことに。

「どの時間帯に行っても人の量すごいよ」と聞いていましたが、夕方に行ってみたところ、お盆の時期ということも相まって想像以上の人でした。日本人より外国人の人が多い印象、流石天下のニンテンドー。
ニンテンドー大好きゲーマーからしたら、いるだけで楽しい空間でした。
肝心のショッピングですが、あまりたくさん買いすぎると買える時に荷物になってしまうので、前から欲しかったゼルダのグラスピクミンの塩ラムネを買いました。グラスめちゃくちゃ綺麗で塩ラムネも美味しい、満足です。

ニンテンドーTOKYOを後にして、近くの居酒屋へ(店名忘れた)。
年に片手で数えるぐらいしかお酒を飲まないんですが、「今日飲まなきゃいつ飲むんだ!!」ということで乾杯!
今日の本番のことだったりリアル生活の事だったり、普段喋らないことも話してより一層仲が深まったような気がします。

充実した楽しい1日はこれにて終了、宿に帰って疲れた身体を休めました。


8/15(木)

東京滞在最終日。
チェックアウトを済まして、ちょっと時間があったので会場へ。
空気読み」のRTAを現地で観戦しました。なんとも言えない空気感に包まれているRTA、楽しかったです。

その後、新宿へ移動。東京最後のお昼ご飯を食べに行きます。
向かったのは「麺屋海神 新宿店」。
Pinocoさんオススメのラーメンを食べに来ました。

いただいたのは「あら炊き塩らぁめん」。
普段塩ラーメンは食べないんですが、出汁に魚介の風味が凝縮されていて、この日もめちゃくちゃ暑かったんですがさらっと食べれました。たまには塩ラーメンもいいものですね。

その後、当日の朝に行ってみたいと思ったところに行きました。
向かったのは「猫カフェ モカラウンジ 新宿店
猫カフェです。
猫派だということ、1人じゃまず行かないこと(恥ずかしい)、癒しが欲しかった、色んな理由が重なって今回思い切って行ってみました。

猫カフェって店内が狭いイメージあったんですが、こちらの店舗は広々とした空間が広がっており居心地抜群でした。
勿論、お目当ての猫ちゃんもみんな可愛らしくて癒されました。日々の疲れがぶっ飛んでいきました。

かわいい


イケメン

猫ちゃんたちから十分癒しをいただいた後、店内にあるゲーム機でゲームをして遊びました。
Switchが3台(マリオカート8デラックス、スマブラSP、マリオパーティ スーパースターズ)とミニスーファミが1台ありました。
マリオカート8デラックスとマリオパーティをプレイ。
プレイしている最中にそばを猫ちゃんが通ったりして可愛らしかったです。

猫ちゃんたちと戯れる⇒ゲームをプレイする、店内の落ち着いた空間も相まってこのサイクルでいつまでもいれるような気がしました。
結局、滞在時間は4時間半。癒しのひととき、ありがとうございました。

その後、東京滞在期間中お世話になったPinocoさんとお別れ。
色々お世話になりました。ありがとうございました!

別れた後は東京駅に移動。お土産を買って近くのうどん屋で夜ごはんを食べて、帰りの高速バスに乗り込みました。
あっという間の3泊4日でした。ありがとう東京。また来るかもしれないし来ないかもしれないけど、来たときはお手柔らかに。



6. 終わりに

RTA in Japan Summer 2024、非常に楽しかったです!
RTAを始めた当初はオフラインの場で走るなんてことは全く想像していなかったし、例え機会があっても応募はしないだろうと思っていました。
ただ、やっていく内に徐々に心境が変化して「オフラインの場を経験してみたい」と思うようになり、今回応募して当選し実際に経験してみて、心からよかったと思います。
周りに人がいる状況で自分が走者として走る、一観戦者として他の走者のプレイを観る、双方から刺激をたくさんもらい、得たエネルギーをこれからの活動の糧に出来たらなと思います。

たくさんの人を笑顔にするこのような素晴らしいイベントがこれからも続いていくことを願っています。
RTA in Japan Summer 2024に関わったすべての皆さん、お疲れ様でした!
GG!!





































7. おまけ

ここまで画面スクロールしていただきありがとうございました。
おまけです。
後日、違う冬のぼくらの製作者、ところにょりさんに今回のRTA in japanの感想をお聞きしました。
加えて、個人的に気になる部分を何点か質問させていただきました。
いただいた回答をそのまま載せていきます(※許可はいただいています。)
それではどうぞ!

·今回のRTAの率直な感想をお願いいたします。
率直に面白かったです。RTAというのをあまり今まで触れてこなかったのですが、Naotoさんをはじめ他の走者のRTAも現地で観戦して、ゲームへの愛を原動力に最適化を突き詰めていった結果、ある種のコメディにまで昇華されてしまうことの美しさを感じました。

·考えて作ったギミックを無視されるのって、製作者側から見てどういう風に感じるんですか?
もちろん初プレイの人にあんなことをされたら落ち込むというか、ゲーム自体に根本的な問題があると判断するしかないですが、ギミック作りに向けた自分の情熱と同じくらいの熱量を「ギミック無視」にぶつけた結果だと思うので、そこはもう両手を上げて降参するしかありません。

·今、ところにょりさんが全力を尽くしてソロプレイをしたら、クリアまでどのくらいの時間かかりそうですか。
やったことがないので想像するしかありませんが、1時間くらいならいけるんじゃないかなという根拠なき自信はあります。
ちなみに自分はキーボード派です。開発時のデバッグの名残で、WASD-ZXですべての操作を行えるように作っているので、両手でそれぞれのキャラクターを操作することができます。

·違う星のぼくらはsteam以外のプラットフォームでの販売は予定していますか。
まだ明言は出来ないのですが、より多くの人が最も快適に遊べるプラットフォームで手にとってもらえる環境を構築したいという気持ちは強くあります。

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