音量調節以外のことを頑張り始めるためのミキシング講座
昔よそで書いた記事の転載です。昔の方がよりカラフル。その代わりこっちはちょっとだけ情報を更新してるよ。
https://www.qreators.net/music/181
・音量調整は音量を変える以外にもあるぞ!
音量調整って聞くと音量を変えていい感じに仕上げるやつじゃ~~~んってなると思いますが、そうでもないです。
マスタリングとかを経験されてる方であれば「音圧」という言葉に聞き覚えがあると思います。要は聴覚上での音の大きさを示す指標で、マスタリングされる方であれば曲の音圧を適正な量まで持ち上げようと色々工夫されるかと思います。
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頼むからそれをミキシングでもやってくれ~~~~~~!!!!!!
・楽器ごとの音圧を揃えよう
初心者がミキシングで躓くのは大体「どんなに音量フェーダー上げ下げしても聴かせたい楽器が聴こえね~~~~!!」だと思ってます。
これの原因は大体楽器ごとの音圧がバラバラなので音量バランスが整っていても一部の楽器が聴こえなかったり、音量バランスが正しいと思っていても実はそうじゃなかったりします。
なんでそうなるか知りたい人は「倍音 ミキシング」とか「マスキング効果」とかでググってください。
・対策
いい音源を買ってください
なぜならいい音源はとてもいいからです。冗談です。
いい音源は大体あらかじめ音圧がいい感じに調整されてることが多く、適当に放り込んでもなんかいい感じに混ざるので金で解決したい方にお勧めです。
・応急処置
・全楽器にダイナミクス系のプラグインを刺しておこう
ダイナミクス系はざっくり説明すると音圧を上げるためのプラグインです。(ExpanderやGateなどのように音圧を下げる方も含みますが今回は無視します)
音圧が一定じゃないなら外側からの圧力で音圧を一定にしようというブラック企業的な解決策となっております。代償として曲がのっぺりした感じに仕上がりますが、音圧の些細な犠牲となっていただきます。
プラグインを持ってないよ・知らないよって人はとりあえずこいつを落としておくといいかもしれません。オススメ理由は操作できるノブが少ないからです。まあどのDAWにも入ってるとは思いますが・・・
・楽器をいっぱいレイヤーで重ねておこう
レイヤーとは同じフレーズを2つ以上の楽器で同時に演奏することを指します。
レイヤーのメリットは楽器ごとに異なる周波数の特性が混ざり合って中和されるのでクセの少ないサウンドに仕上がります。
そしてクセの少ないサウンドは「マスキング効果」(さっきも出てきましたね)という音が被って聴きづらくなる現象が軽減されるので結果的に音圧が一定に近づくと考えられます。
デメリットはそれぞれの楽器特有の美しい響きを聴かせたい!っ場合に聴かせづらくなることが挙げられますが、初心者はそんなこと考えないと思うので実質デメリットなしです。
まとめ
金と数は正義
結局音量調整の話しかしてませんでしたがご閲覧ありがとうございました。
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