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構造の木材について 過去問

どうも、ぬおです!今回は、一級建築士の過去問を学習していきたいと思います!YouTubeでも、一級建築士の過去問を投稿しているので、ぜひ、チェックしていってください!!

問題1
辺材は、一般に、心材に比べて不腐しやすく、耐蟻性に劣る。 〇
解説
辺材は不腐しやすく、耐朽性は心材に比べてかなり小さく、耐蟻性も劣っている。

  • 木材の樹心に近い部分を「心材」、樹皮に近い部分を「辺材」という。

 
問題2
木表は、木裏に比べて乾燥収縮が大きいので、木表側が凹に反る性質がある。 〇
解説
辺材側の木表は、心材側の木裏に比べて乾燥収縮が大きく、乾燥すると木表側が縮むため、凹に反る性質がある。
問題3
木材の強度は、一般に、気乾比重が小さいものほど大きい。 ×
解説
木材の気乾比重が大きいものほど、強度が大きい。
問題4
構造用材料の弾性係数は、一般に、繊維飽和点以下の場合、含水率の低下に伴って減少する。 ×
解説
構造用材料の弾性係数は、繊維飽和点以下の場合、含水率の低下に伴って増大する。
繊維飽和点は、含水率30%程度である。気乾状態の含水率は、15%程度である。

  • 繊維飽和点以下では、含水率が低下すると、強度や弾性係数は増大する。

  • 繊維飽和点以上の含水率では、強度や弾性係数は一定である。

 
問題5
木材の繊維方向の曲げ、引張り及びせん断の基準強度並びに繊維直交方向のめり込みの基準強度の大小関係は、一般に、曲げ>引張り>せん断>めり込みである。
解説
木材の基準強度は、繊維方向に強く、繊維直交方向に弱い。
設問の、繊維方向の「曲げ」「引張り」「せん断」、繊維直交方向の「めり込み」の大小関係は、曲げ>引張り>めり込み>せん断である。繊維直交方向の「めり込み」は、硬軟の層状になっているため、ある程度の強度がある。
問題6
含水率が繊維飽和点以下の木材の伸縮は、含水率に概ね比例する。 〇
解説
含水率が繊維飽和点以下の木材の伸縮は、含水率に概ね比例する。繊維飽和点以上になると、含水率の変化によって膨張・収縮は変化しない。
繊維飽和点は、含水率30%程度である。気乾状態の含水率は、15%程度である。

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