フィットネス疲労理論

休養について考えるとき、覚えておいてほしい理論があります。「フィットネス疲労理論」というもので、スポーツの世界ではよく知られています。
式であらわすと、

「自分の体カー疲労=自分が出せるパフォーマンス」

となります。
たとえば家で2~3日ゆっくりして、
「あし、よく寝た」と起きてきた朝の体力が100だとしましょう。そのあと会社に行って仕事をして、20ぐらいの疲労感を覚えたとします。フィットネス
疲労理論にあてはめれば、今の自分が出せるパフォーマンスは「100-20=80」だということです。つまりフィットネス疲労理論がいわんとすることは単純で、疲れたらそのぶんパフォーマンスは落ちるということです。

アスリートたちは本番で最大のパフォーマンスを出すために、フィットネス疲労理論をトレーニングに取り入れており、決して疲労感を軽視しません。「今日は疲れたな」と思ったら、
ったら、それ以上無理はしないで、ストレッチしたり、マッサージしたりして過ごします。
人間は疲労感をマスキングして、一時的に忘れることができます。そのため疲れを考えに入れず、朝の体力が100あれば、一日じゅう100のパフォーマンスを出せるはずだと勘違いしてしまいがちです。
しかし現実には自分の体力から疲労を引いたものが、自分が出せるパフォーマンスです。
この理論をつねに意識することは、アスリートにとっても、そうでない人にとっても非常に大切です。

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