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ダーウェント・インクテンス24色セットを使ってみた

昨年、半額セールが誕生日と重なり家人より貰った物を1年間ゆるゆる使ってきました。
調べ方が悪いのかレビュー系動画を見ないせいか、他の方の詳しい投稿をあまり見かけないなと思い、それなら自身で描いてみようと考え記事にしました。
※私個人の主観80%位で書かれていますが、ほんの参考程度になれば幸い。


製品の見た目など

外側

すごく水に溶けそうだなと思った絵

ダーウェントの公式を見るとメタルケースは蝶の絵なんですね、ウッドボックスは私の持っているイルカの絵と同じなのでもしかしてパッケージ変更とか?この絵が好きなので良かった。
イギリスのメーカーで国旗が端に入ってますが、メイドイン~の部分がパッと見て分かるのおしゃれだなと感じました。
届いた時はこの絵のように綺麗な色が本当に出るのか、疑っていました。

内側

蓋が繋がっていないから置き場も省スペース

鉛筆自体はパッケージと同じ紺色とそれより薄い色のラインがメインで使われています、一番端に色が付いておりいつか短くなってもギリ判別つきそうです。
丸軸なので適当に置くと転がっていきます、芯が太いように思うので均等に丸くしておかないと中で折れたりするのかな?とか想像していました。
箔押しは金色、水彩色にはブラシの刻印がついています(アウトライナーは水性ではないので無刻印)
芯と軸端の色はほぼ似たものと違うのがありましたが、24色ちょっとなら使っているうちに覚えそうです。

現在手持ちの24+3色

そして使ってみてどうしても好みの肌色だけが作れず、3色買い足しています。1本税込506円、地元の画材店で単品販売を見つけました。色鉛筆とすれば高級ですが水彩と考えると絵の具チューブ買うのと似た感じですね。
色数が多いと混色しなくていいのがラクで魅力的ですが、今のところこれで色々描けそうです。

色見本と使用感

26色+アウトライナー+肌色混色見本

紙は水彩紙です、☆印は買い足した色。
芯は油性色鉛筆と比べて柔らかい印象で、溶かさないで塗るとしっかり色がのりますが凄い勢いで減るな…という気持ちになりました。
あと濃く塗っても変にテカったりしなかったです。

水筆でも通常の筆でも色はよく伸びて扱いやすいです、水分量の調節に慣れている物を使うと良いと思います。混色は紙の上に塗った色を少しずつ溶かし取って混ぜています、余った部分はまた次回使えるのでそれも水彩絵の具みたいです。
ただ鉛筆を削るときに軸の木が硬いような気がしました、切れ味の良いカッターや鉛筆削りを使うのが良さそうです。
あと本当にゆるく使っているせいか、小さい絵にしか使わないからなのか、溶かしているとあんまり減らないです。
これでもひと通り軽く鉛筆削りかけたはずなんですよ。

乾くと耐水性になる

今回使った水彩紙パレット

そのままの色は油性色鉛筆のよう、水で溶けばインクのような発色と透明感、乾くと耐水性に変わりもう溶かせない……他の色乗りが良い水彩色鉛筆を使った事が無いので実はあまりピンときていませんでした、ですが乾いた後の色が動かないのは便利だなと思っています。凄く透明なアクリル絵の具のイメージと言ったら伝わるかな?

パレットの溶いたところはもう耐水でびくともしません、水分多めに溶いた物が乾いたフチには顔料が溜まって水彩境界ができているのも面白いです。
乾くまでならある程度コントロールできましたが、紙が染まっていくような感じもしました。そこがインクのようなだと思うところ。
きちんと乗せたいところには直接塗ってから広げる、細かい調整はパレット併用すると良さそうです。

作品を描いてみました

使用水彩紙は、muse てのひらペーパー(ランプライト)1番好きな水彩紙で新しく発売された小さな紙です

丸と四角(角丸)の形があります
先程の写真の紙パレットを使用しています
下書き→ペン入れ→薄く下塗り→直塗り

コースターくらいの大きさで見本作品に丁度いいかもしれません、紙は淡いクリーム系の地色なので発色が少し柔らかい印象になります。
別で溶いてから塗ると薄付きになるため、濃くしたい部分に直接色を置きます。
これを少なめの水で少しずつ溶いて重ねると

少し紙目を見せるように残しています

このくらい濃くなります、髪に使用した0240シェンナゴールドで好みの金髪が塗れました。
これはスマホで撮影して実物に色を近くした写真ですが、後でスキャンしてどれくらい色が再現されるか試してみます。

まとめ

使用してみて軸の硬さ以外のデメリットは特に感じませんでしたが、耐光性に関して全く気にしていなかったので、ちょうど日差しも強まってくる時期ですし初めて作った時の色見本で実験してみてもいいかと考えています。

・普通に購入するとかなりの価格なので、もしまたセールがあるならばお勧めしたいところ
・混色得意な方は12色でも十分遊べそう
・私には24色+好みの単品買いでベストだった
・紙は水彩紙の方が乾ききるまで扱いやすい
・鉛筆削りは刃がよく切れるものを推奨
・耐光性があまり分からないので実験したい

以上、個人的に気に入った部分や気になるところを上げてみました。新色が追加された100色セットは憧れますが、おそらく使わない色もありそうなので丁度いい数量や使い勝手を選択するのも良いですね。

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