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第3章:個性は出さなくて良い、その言葉で目が覚めた。


就職活動がはじまりました。

普通に会社説明会に参加をして、選考を進んで、ホテルと小売業に内定をもらいました。資格を取ったり、試験勉強をしている人もいたけれどそこまでのやる気が無く、何となく就活をしていました。

それなりに続けられそうな仕事についてお金を貯めて、お金貯まったら辞めて好きな事をしよう。海外にワーホリとか行こうかな、そんな考えでした。

社会人になる事への希望やワクワク感は正直この時はあまり持っていなかったように思います。

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内定先の研修がはじまり、就職先の現場でバイトもするようになり、そこで上司に教育として言われた言葉が

個性は出さなくて良い。

この言葉をかけられた時、私は返事が出来ず、意味を理解することが出来ませんでした。
上司が言いたかったのは、最初は先輩の真似をしてマニュアル通りにやれば良いから、という事なんだと思います。

でも、これから未来ある若者に個性出すなとサラッと言える人と働きたくないと直感的に思いました。
この言葉をきっかけに私の考えは180度変わりました。

まず、仕事ってお金を貯める為にするものだっけ...?
個性を出さずにマニュアルをこなすものなのか?
何それ、つまらなすぎる。

もう一度考え直して、他の仕事を探し始めるようになりました。

そこで私の頭の中に思い浮かんだのは「ゲストハウス」「瀬戸内」でした。

あまり良い事ではありませんが、内定をキープしつつ他の可能性も探る。こっそりと第二の就活をはじめました。

色々と調べて行き着いたのが岡山県倉敷市の美観地区にある「有鄰庵
当時ゲストハウスというと個人経営のところが多くて、中々雇ってもらえるような場所が無かったのですが有鄰庵はコンセプトもしっかりあってひとつの組織として出来上がっているように思いました。

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とりあえず行ってみよう。

親や友達には旅行に行く、と伝えて出発。
自分の中では就活でした。

その岡山旅行で出会った人たちのおかげで私の人生は大きく変わり、社会人になる事や仕事をする事の希望やワクワク感を持てるようになりました。

この話は長くなりそうなので次回に回します!



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