Day9. Yakima
今日は朝から活動!
日の入りが早く4時には暗くなるので、朝から動かねばとようやくきづいた。
シアトル方面に向かって内陸から北へ。今日はワイナリーと、ネイティブアメリカンの地として有名なYakimaへ。
あ、私たちって星に住んでるんだ…
と思わせるような、断層が剥き出しで広大に広がる土地。地球の表面を見ているような感覚におそわれた。
Mt.Hoodが神々しい。
そりゃインディアンも大地に神を感じるよね。
ずっと森林、山道が続く中を進み、途中にある小さなネイティブアメリカンの歴史館へ。
辺鄙なところに急に現れた。
中は撮影禁止だったため写真はないが、この歴史館がものすごくよかった!
当時はアメリカ各地に住んでいたネイティブアメリカンの人々が、何を信じ、どう過ごしているのか。大地から全てを学び、必要な分だけ自然の恵みをいただき、草木や動物、自然と共生していた様子が剥製や文書で示されている。
Yakimaは、流入してきたヨーロピアンが強制的にインディアンを一箇所に固め追い込んだ場所である。最後まで残った彼らは、大人はヨーロピアンの元仕事を与えられ、子どもはboarding schoolに通わされ名前を変えられ、とにかく横暴に文化を踏みにじられた。
今回の旅で、インディアン文化を強く意識する場面が何度かあった。そして、文化の集積として残る羽を使った細かな装飾品、ガラスのビーズが縫い付けられた靴などから、その根強さ、質の高さがよく見てとれた。
しかしいつの世も、質の良いもの、誠実な判断をするものが残るとは限らない。2019年になった今もなお。…
さて、Yakimaの宿泊場所に向かう前に、mural wallを見に行くことに。
こんな風に商店の壁の余白に目一杯描かれた絵。小学生のときに住んでいたWisconsinのAshlandにも同じものがあり、それらを思い起こさせた。どことなく街の景色が似ており、インディアンが住んでいた地という共通点もある。
これはIrish Dickという絵で、酒豪であったアイリッシュの男が、町でウィスキーを手に入れるため自分のペットのクマと交換した。しかし数ヶ月後に町にやってくると、そのクマが町で凶暴化し騒ぎを起こしていた。それを知った男は、クマを連れ戻そうとするが、自分の元ペットに殴られ血だらけになり病院へ運ばれた。
という絵だそう。笑
日が暮れる前に宿泊場所へ急いだ。
到着したYakimaのダウタウンは〇〇Innの文字ばかり。レストランを歩いてたどり着いたタイ料理屋のお姉さんが言うには、ここは見るものは何もなく、本当にただの経由地だそう。
小さな男の子がはしゃぐ店内は、モーテル街の人々がまばらに歩く少し不安を煽る雰囲気とうって変わって、あたたかく安心できた。
チャーハンとタイカレーを注文。
どちらもおいしい!そしてお姉さんがめちゃ感じ良い。話を聞くと、もとCAさんで日本のフライトにもよく乗っていたそう。確かに美人さんだし、応対がすばらしい。
お手製ポストカードを渡し、一緒に写真も撮ってもらった。サワディーカー。
今日はこの旅最後のモーテル。
プライベート空間でぐっすり寝ます。
明日はいよいよシアトル〜!
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