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『マスターキートン』で、冷戦終結前後と現在との繋がりを学ぶ

結婚して間もない2001年、夫と古本屋で買い揃えた『マスターキートン』
読み始めて程なく起こったのが、同時多発テロ。何でこんなことが起こったんだろう??とのヒントになったのが、この漫画でした。


冷戦終結前後の社会情勢(ソビエト崩壊、東西ドイツ統合、湾岸戦争…)がよくわかります。


2022年現在、読み返すと、ロシアとウクライナを取り巻く状況も、この辺りから繋がっているんだなと実感します。



主人公は、日本人と英国人とのハーフで、考古学者で探偵(保険調査員)でさらに元英国軍人の平賀・キートン・太一。危険を伴う調査にも果敢に立ち向かい、(プライベートでも、いろんな事件に巻き込まれる)知的で勇敢な紳士です。

社会情勢以外に、考古学や保険、軍部その他諸々の知識が詰め込まれているので、少し賢くなった気になれます。


久しぶりに読んで、面白いんだけど。
かなりの優柔不断で、それが原因で元妻とは離婚。元妻が引き取った娘にも「しっかりして!」と思われる始末(なかよしの父娘で、微笑ましいけど)
20代の頃は、「かっこいい!」と思ったんだけどな。アラフィフの今は、「人間としてはいいけど、夫にするにはなー」なんて考えてしまいます。

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