和樂webで掲載~「おしべ」「めしべ」の名付け親、植物学者伊藤圭介

江戸時代までの日本人は、植物にも動物と同じように「オス」「メス」があることを知りませんでした。それを外国の書物を読んで、「おしべ」「めしべ」の造語を作り、植物の生命誕生を伝えた人。

そんな、幕末から明治を生きた医師であり植物学者の伊藤圭介(いとうけいすけ)の生涯を記事にしました。



1年前の2021年6月に新聞で初めて伊藤圭介を知りました。地元愛知県名古屋市のヤマザキマザック美術館で、彼の功績を伝える展覧会を開催するという記事でした(名古屋城からはじまる植物物語展)。

元々は医師で、天然痘の種痘(ワクチン)を広めたり、コレラの予防方法を本にしたりしました。

そのうち記事にしたいと思っていたら、2023年朝の連続テレビ小説が、「日本植物学の父」と言われた者牧野富太郎をモデルにした『らんまん』になると、発表されました。

圭介は、牧野富太郎より一世代前で、日本植物学の基礎を作った人。このタイミングで紹介しようと思い、記事化できました。富太郎は圭介を尊敬していたそうです。

数え年で99歳まで生きて、現在の私達から見てもご長寿。90歳前半まで働いていました。
ちなみに、亡くなった祖父の名前もケイスケで2014年に99歳で亡くなりました。商売をしていて(晩年は叔父が主導)、亡くなる半年前まで働いていました。
やることがあるって、生きる糧になるのかなと思いました。


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