帝王切開寸前だった私が勝手に思うこと。「帝王切開は、立派なお産です」
第一子長女の出産は、帝王切開寸前でした。
そんなわけで、帝王切開には私なりにすごく思うことがあります。
2005年9月、予定日を2週間近く過ぎて分娩時間32時間で産まれた長女。
医学の力を駆使し(陣痛促進剤3本打たれた)、何とか経腟分娩で産まれました。
とはいえ帝王切開と背中合わせで、医師に「お産が今日の22時を過ぎて終わらないた場合は、帝王切開に切り替えます」と言われ、手術の同意書に夫と共にサインしたのでした。
そのときの私は、「冗談やない!ここまで苦しんで、今更お腹切られるなんて、いやや!!」と思いつつ、「いざとなったら、お腹切って赤ちゃん出してくれるんやったら、助かるわ」と、思ったので、その後は前向きな気持ちでお産に臨めました。
帝王切開に背中を押してもらったようなものです。医学の発達した時代に出産できて、良かった。
帝王切開という選択肢があることに、すごく感謝しています。
同じ年、友人が双子を出産しました。
産後会いに行き、お産のときの話になりました。
友人は、予定帝王切開でした。無事出産したものの、産後は痛さのあまり立つこともままならず、曰く「生まれたての小鹿のよう」にベッドにうずくまっていたそう。
帝王切開なんて、全然楽じゃないやん。
ということで、私にとって帝王切開で産んだ人は「切腹に耐えた人」で、畏敬の念を持っていました。
しかしです。
帝王切開は楽だとか、お産じゃないとか、戯言をいう輩もいて。
何年か前ですが、お子さんが3人のママにお会いしました。お子さんと言っても、第一子はもう成人しています。
3人とも帝王切開だったそうです。
「私、ちゃんとしたお産経験してないんだよね」とポツリ。
「何言っているのですか!帝王切開だって立派なお産ですよ!!」
その後、前述の友人の話も出し、以下に大変なことに臨まれたかを力説しました。すると「そんな風に言ってもらえて、嬉しい」と。
あれ、私良いこと言ったのかな(照れる(〃▽〃)ポッ)
と思う反面、嫌な思いしたこともあったのかな?と考えました。
母子共に健康であれば、どんな形であれ安産です。そういう心無い声なんて、ブロックです。
そして、帝王切開でお子さんを産んだママも、自信を持って欲しいです。大切なのは、その後の育て方だから。
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