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松井優征氏『逃げ上手の若君』

夫は『週刊少年ジャンプ』の電子版を購読していて、子ども達も毎週読んでいます。


私は読んでいなかったけど(『鬼滅の刃』は単行本で読んだ)、1年前から読んでいるのが『逃げ上手の若君』。単行本まで買ってしまいました。

1333年鎌倉幕府滅亡。14代執権の北条高時の息子北条時行は、父や兄を失い、信濃(今の長野県)へ逃亡。鎌倉幕府再興を目指して、後に室町幕府初代将軍となる足利尊氏に対抗し続けます。
(教科書では「中先代の乱」と出てきます)。

原作は『暗殺教室』の松井優征氏。ブラックとコミカルを上手く織り交ぜているので、テンポ良く読めます。

足利尊氏がヒールなんだけど、この描き方も面白いです。
時行がこれからどう戦っていくかが、楽しみです。

鎌倉時代末期は、ドラマにもあまり取り上げられないので、新たな発見があって面白いです。
(ちなみに、今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、平安時代末期から鎌倉時代)

そんなにメジャーでない時代に、マイナーな人物。だからこそ、自由に描けるのかなと思います。

残念なのは、家族が誰も読んでくれないんだよね。少し難しいかな?
東大史料編纂所教授の本郷和人さんが、わかりやすく説明してくれるんだけど。 

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