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きんようび通信No.519📚

2020年11月27日

▲かなり時間がかかってしまったが、職場のSさんに勧めてもらった「日本習合論」(内田樹著:ミシマ社)を読み終えた。目の前に著者がいて、直接語りかけてくれているような久しぶりの感覚を味わえた本だった。一度、内田さんの話しを直接聞いてみたいと思っている

▲中身は今の日本を読み解く様々な視点を投げかけているが、キーワードの一つは帯に書かれている「共生」。社会福祉関係で進められる政策理念や具体策を考える上で、また今後の運動を考える上でとても示唆的であった。ぜひ多くの人に手に取って欲しい

▲最近では、ネットで検索して知った「吉野弘」の「生命は」という詩がお気に入り。繰り返し読んでは、行間に込められた思いに考えを巡らせている。出会えていない素敵な作品はまだまだ多くあるだろう。みなさんのイチオシを教えてもらえたらありがたい

▲8年前の今頃、「社会を変えるには」(小熊英二著:講談社現代新書)を読み終えていた。「他人とともに「社会をつくる」ことは楽しいこと」「社会を変えるにはあなたが変わること。あなたが変わるにはあなたが動くこと」と、最終章に書いてある。今も輝いている言葉だ

▲さて、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない。一人ひとりができることをやりつつ、国が方向を示しきちんと支えることが必要だ。国会の論戦を聞いていると、その覚悟や内容が見当たらない。早急な対策を求めたい

「生命は」/吉野弘
生命は
自分自身だけでは
完結できないように
つくられているらしい
花もめしべとおしべが
揃っているだけでは不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
すべてそのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分他者の総和
しかし互いに
欠如を満たすなどとは知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときにうとましく
思うことさえも許されている間柄
そのように世界がゆるやかに
構成されているのはなぜ?

花が咲いているすぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私もあるとき
誰かのための虻だったろう

あなたもあるとき
私のための風だったかもしれない

【今日は何の日👍】
http://www.nnh.to/11/27.html

【今週の一句🔖】
酒飲み🍻🍶川柳
今週はお休み💦

【今週の歌🎸】
・「Chris Stapleton」…Starting Over
ちょうど2週間前に発売された「クリス・ステイプルトン」の新しいアルバムタイトル曲。昨年のシェリル・クロウの新作アルバム「Threads」3曲目ではデュエットで参加していました。こういう感じ好きですね😘
https://www.youtube.com/watch?v=A3svABDnmio&feature=emb_logo

【今週のグルメ情報😋】
・「花梨 麻婆飯店 あびこ店」…御堂筋線あびこ駅から徒歩3分
出店してまだ4ヶ月ほどのお店。汗をかきながら食べました😅。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270404/27118370/

【追伸📌】
今日で朝ドラ「エール」が終了、2週分減ったのは残念でした。NHKには今後もいいドラマを作ってほしいですね😌。

明後日は54回目の誕生日。引き続きプレゼント🎁受付中です👍😅

#きんようび通信  

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