きんようび通信No.598📚
2022年6月3日
▲1971年・有馬敲は新聞紙面が変化していくのを読んで「値上げ」(歌:高田渡)の元詩を考えたそうだが、今は結論が先に来る時代。6月から3000品目を越える値上げラッシュで、1年間で6000品目以上と報道されていた。「えらいことやな」と母親が嘆いていた
▲非正規雇用労働者・母子世帯・年金生活者・障害者世帯・中小零細業者等が深刻な影響を受けている。現在きょうされんが物価高に関するアンケート調査を実施しているが、多くの切実な声が寄せられている。大阪では、関係団体による実態を告発する共同記者会見が11日に行われる
▲終盤に入った国会審議では、野党がこの問題を取り上げ厳しく追及していた。国は緊急経済対策として補正予算を成立させたが、一人ひとりの生活に届く中身になっていない。現首相には、総裁選公約に掲げていた富裕層への課税強化など抜本的な施策を実施すべきと強く言いたい
▲格差が拡大し貧困が深くなっていく状況をきちんと考える必要を感じていたところ、生活保護裁判に協力いただいている志賀信夫さん(県立広島大学准教授)から「貧困理論入門」を送っていただいた。しっかり学習し自分の中に確固たる視座を積み上げていきたいと思う
▲さて、高田渡・岩井宏の「銭がなけりゃ」の元歌は、ウッディ・ガスリーの「DoReMi」。大恐慌絶頂期の1930年代に作られた歌で、コミカルな雰囲気だが内容は深刻なもの。人災で生み出されたお金の無い人が排除される姿は、現代の日本社会につながる。何とかしないといけない
貧困理論入門―連帯による自由の平等(志賀信夫著)/堀之内出版
【今日は何の日】
【今週の一句】
酒飲み川柳
今週も
ひらめき出ずで
休みます
【今週の歌】
・Thriller-マイケル・ジャクソン(Arranged by Kent Nishimura)
フィンガーギタリスト・西村ケントの「スリラー・2021年バージョン」。パワーアップしたアレンジと演奏にしびれます
#西村ケント
【今週のグルメ情報】
・中華そば埜邑…JR大阪環状線「弁天町」南出口からスキップで30秒
ビジュアルの良さに味がしっかりついてきたラーメンでした。
【追伸】
毎年この時期に思うことですが、今年も残りもう7ヶ月しかありませんね。えらいこっちゃです。
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