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Carat活動ストーリー

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「AIジョブサーチ」「求人Hub」「GLIT」などを運営する株式会社Caratのnoteをまとめたマガジンです。 https://www.caratinc.jp
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#ChatGPT

OpenAI gpt-4o でzero shotで異常検知(Anomaly Detection)を試してみる

はじめに こんにちは、Caratの脇山です。 先日 gpt-4o が発表リリースされました。 性能、速度、料金などがアップデートされましたね。 詳細は他の方の記事や公式のドキュメントにまとまっているので触れませんが、特にトークナイザの改善と音声モデルの処理が一つのニューラルネットで完結できる点に感動しました。 具体的にはトークナイザ改善でより高速、高性能、低価格を実現できる点や 音声が 音声 -> テキスト -> 音声 の3つのパイプラインを通って生成されるのではなく、

「AIジョブサーチ」開発からリリースまでの道のり

2023年のGW頃から動き始めたので、本日のリリースに至るまで約半年ほどの期間を経ています。 「AIジョブサーチ」とは先んじてAIジョブサーチとはどんなプロダクトなのか、簡単に説明しておきたいと思います。 要はLLMを活用し人材エージェントが行う一部の業務を置き換えるようなイメージです。現在はアルバイト領域を中心にユーザー獲得を行っていますが、正社員転職・派遣などある程度どの領域でもそれなりの体験を提供できています。 創業プロダクトである「GLIT」のリベンジ(ちょっと

OpenAI gpt-3.5-turboでFine-tuningを試す

こんにちは、Caratの斎藤( @saitoxu )です。 今日、OpenAIのGPT-3.5 Turboをファインチューニングできるアップデートがあったので、公式のドキュメントに沿って早速試してみました。 ファインチューニングのステップざっくり分けると以下の4ステップあります。今回はOpenAI公式のpythonライブラリを使いました。 データセットの準備 データセットのアップロード ファインチューニング ファインチューニングされたモデルを使う 1. データセ

生成AIを活用した新規事業をクローズドで検証している理由とプロダクトの手応え

クローズドベータ版で検証を進めているtoCプロダクトで、初めての売上が立ちました(めでたい)。 新規事業で初めての売上が立つ瞬間は何度経験しても感慨深いものです。 その余韻冷めやらぬうちに、プロダクトの現在の手応えと、まだクローズドベータで進めている理由を簡単に書き記しておこうと思います。 どんなプロダクトか簡単に言うと、チャットで求人が検索できるサービスです。チャットや検索周りでLLMを活用しています。 詳細は過去の記事をご覧ください。 売上が立つまでの流れド初期

生成AIを活用した新規事業の開発着手までの道のり

現在、生成AIを活用したチャット型求人検索サービスを立ち上げています。自然言語で対話を行い求人が見つかるサービスです(現在α版)。 サービスやプロダクトについては、メンバーからも発信しているので是非見てみて下さい。 今回はCEOとしてなぜ生成AIを活用したプロダクトをやろうと思ったか、考案してからこれまでの約半年間にどんなことをやって来たのかを振り返りつつまとめてみたいと思います。 なぜ生成AIを活用した事業をやろうと思ったか当初は既に運営中のプロダクト内で、生成AIを

LLMを使ったtoCプロダクト開発って具体的に何するの?(エンジニア編)

現在、LLM(OpenAI API)を活用したプロダクトを新規立ち上げ中なんですが、LLMを使うと言っても実際にどんな開発をするのかイメージがつきづらいかと思います。 「LLMを使った開発に興味は多少あるんだけど、実際にプロダクトに導入していく場合にどんなことをするの?」という質問をちょこちょこいただきます。 加えて、LLMを活用した新規事業/新規機能は、現状だとtoBのプロダクトが多いですが、我々の場合はtoCのプロダクトを開発しているため、事例も少なく、開発内容のイメ

LLM/ChatGPTとチャットUIを組み合わせた情報検索サービスの設計(LLMの使い所とUIについて)

現在、LLMを活用したチャット型求人検索サービスのプロダクトを開発しています。チャットボットと対話をして求人が見つかるサービスです(現在α版)。 「LLM x チャットUI x 情報検索」のプロダクトを開発している中で、チャットUIとこれまでの検索UIとの違いや、検索UXプロセスにおいてLLMをどのように導入するかを整理してみました。 具体的に言えば、LLMをプロダクトのどの部分に統合していけばユーザーにこれまでより良い体験を届けることができるのかをまとめています。 従

生成AIを使ったtoCプロダクトを立ち上げた(立ち上げている)感想

今年の春先から生成AIを利用したC向けのプロダクトの立ち上げをしています(一応役割としてはPdMですが、新規立ち上げなので目安程度)。 現時点ではα版として開発を進めていて、PMFに向けたプロダクトの価値検証や生成AIの技術検証を進めている段階です。手応えはぼちぼちいい感じで、もう少ししたら正式版としてリリースできる予定です。 まだα版開発段階ですが、生成AIを使ったC向けプロダクトの立ち上げをしてみてどんな学びがあったかをまとめています。Tipsやノウハウというより、生