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Carat活動ストーリー

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「AIジョブサーチ」「求人Hub」「GLIT」などを運営する株式会社Caratのnoteをまとめたマガジンです。 https://www.caratinc.jp
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2023年8月の記事一覧

新規事業の0→1で大切にしていること

新規事業の立ち上げ初期(0→1)のミッションは、次の1→10のフェーズに進む判断をするための期待感・希望の光を見つけることだと思っています。 期待感・希望の光はトラクションという形で現れるかもしれないし、もっと定性的なチーム内外の感覚の場合もあります。 いずれにせよ、チーム内外のステークホルダーが「このプロダクトの次のステージにBetしてよさそうだ」と判断できる状態を作ることが至上命題だと認識しています。 この状態が作れないと、このプロダクトに追加のリソースは投下されず

OpenAI gpt-3.5-turboでFine-tuningを試す

こんにちは、Caratの斎藤( @saitoxu )です。 今日、OpenAIのGPT-3.5 Turboをファインチューニングできるアップデートがあったので、公式のドキュメントに沿って早速試してみました。 ファインチューニングのステップざっくり分けると以下の4ステップあります。今回はOpenAI公式のpythonライブラリを使いました。 データセットの準備 データセットのアップロード ファインチューニング ファインチューニングされたモデルを使う 1. データセ

生成AIを活用した新規事業をクローズドで検証している理由とプロダクトの手応え

クローズドベータ版で検証を進めているtoCプロダクトで、初めての売上が立ちました(めでたい)。 新規事業で初めての売上が立つ瞬間は何度経験しても感慨深いものです。 その余韻冷めやらぬうちに、プロダクトの現在の手応えと、まだクローズドベータで進めている理由を簡単に書き記しておこうと思います。 どんなプロダクトか簡単に言うと、チャットで求人が検索できるサービスです。チャットや検索周りでLLMを活用しています。 詳細は過去の記事をご覧ください。 売上が立つまでの流れド初期

生成AIを活用した新規事業の開発着手までの道のり

現在、生成AIを活用したチャット型求人検索サービスを立ち上げています。自然言語で対話を行い求人が見つかるサービスです(現在α版)。 サービスやプロダクトについては、メンバーからも発信しているので是非見てみて下さい。 今回はCEOとしてなぜ生成AIを活用したプロダクトをやろうと思ったか、考案してからこれまでの約半年間にどんなことをやって来たのかを振り返りつつまとめてみたいと思います。 なぜ生成AIを活用した事業をやろうと思ったか当初は既に運営中のプロダクト内で、生成AIを

LLMを使ったtoCプロダクト開発って具体的に何するの?(エンジニア編)

現在、LLM(OpenAI API)を活用したプロダクトを新規立ち上げ中なんですが、LLMを使うと言っても実際にどんな開発をするのかイメージがつきづらいかと思います。 「LLMを使った開発に興味は多少あるんだけど、実際にプロダクトに導入していく場合にどんなことをするの?」という質問をちょこちょこいただきます。 加えて、LLMを活用した新規事業/新規機能は、現状だとtoBのプロダクトが多いですが、我々の場合はtoCのプロダクトを開発しているため、事例も少なく、開発内容のイメ