“ナノ3が加入したBiS”を好きになった話 新メンバー発表から初ワンマンまでの2カ月半

BiSの新メンバー、ナノ3(ナノナノナノ)ちゃん加入が発表されてから2カ月半。現体制初めてのワンマンライブ「NEW GENERATiON BiS TOUR」初日を1月19日に見てきました。

好きなグループのメンバー増減があるとファンの心にはいろんな感情が湧くものだと思います。加入が発表された当初、僕は楽しみな気持ちが大きかったけど少しだけ不安もありました。

今回は、新メンバー加入が発表された当時から、ナノちゃんの顔出し解禁前後の活動、ワンマンライブでナノちゃんのパフォーマンスを見た後など、それぞれのタイミングで自分がどんな気持ちだったか正直に書いていこうと思います。長いので「まとめ」のところまででも読んでいただけたらうれしいです。

どんな不安があって、どうやってそれが解消されたのか。どんな発見があって期待が膨らんでいったのか。それを時間軸に沿って紹介することで、いまの気持ちを伝えられたらいいなと思います。

結論から言うと、ワンマンまでは「絶対好きになれるはず」という期待だったものが、パフォーマンスを見たことで「好き」という感情に変わりました。ナノちゃんがBiSになってくれて、本当にうれしい。

ナノちゃんを好きになるまでの心境

「好き」と表現していますが、誤解のないように言っておくと僕はBiSのメンバー全員が好きです。推しはネオちゃん。

アイドルグループのメンバー全員が好きなんてオタクとしては珍しくないかもしれません。でも、BiSメンバーたちへの好きは「推しグループのメンバーへ抱く好意」というよりも「推し」に近い感情で、一人一人に対してそう思えるのは自分にとっては珍しい。すごく幸せなことです。

そんなグループに新メンバーが入ることになったオタクはどんな心境だったのか…というお話です。

新メンバーほんとに入るの…?

ナノちゃん加入というBiSにとっての一大イベントは、BiSとASPの合同オーディションの開催発表から始まりました。その当時は「おぉ、きたか!」くらいの感覚で、加入しないケースもありそうだし、入るとしても合格のハードルは高いだろうから、それを超えて入ってくれる人ならもっとBiSの人気出ちゃうしすごいことになるぞ的なことを考えていました。

それまでの4人体制が大好きだったけど、変化することへの反発は不思議とありませんでした。どんな子が入ってきても応援しようと決めていました。

ただ、どうしても不安になっちゃう面もありました。絶対に「応援する」って決めてても、「好きになる」かどうかはわからないじゃないですか…!BiS全員が好きだから、メンバーが増えても全員を好きなままでいたいっていうのが、すごく偉そうでわがままだけど正直な気持ちでした。

僕がBiS全員を好きになった要素としては、
【歌声】【人柄】【メンバー同士の関係性】
この3つがすごく大きいです。

メンバー同士の関係性が変わるのは、どう転がってもおもしろそうだからOK。でも歌声とか人柄ってどうしても好みがあるからふたを開けてみないとわからない。「好きになれますように…!!」とひたすら祈りました。

ただ、好きになれるだろうという謎の自信もありました。これは全員を好きになるくらい魅力あるグループを作ってくれた、4人への信頼感がそう思わせてくれてた気がします。

102回のCARTAiN CALL

ナノ3という名前や赤目写真が発表されてフォロワー25000人チャレンジが始まってからも、基本的にはすごく応援するけど好きになれるかわからないという感覚は同じでした。やっぱりどんなパフォーマンスをするのかを知るまでは「応援したい」気持ちは膨らんでも「好き」までは至らない。

従来のメンバーは顔出し前に音源が公開されてたから歌声を知ることができたけど、ナノちゃんにはそれがなかった。アピールできる手段が少ないハンデのなかですごくがんばってくれてたなと思います。

とはいえ好きまでいかなくとも、フォロワーが25000人に近づいていくにつれて、がんばって準備してるしメンバーからすごく愛されて大事にされてるんだろうなと感じる機会は増えていった気がします。

特にCARTAiN CALLの102回チャレンジはすごかった。4人はワンマンとか24Hライブとかたくさん場数踏んで体力付けた状態でのMV撮影で、それでもヘロヘロだったのに(一部を除く)、まだお披露目さえしてないナノちゃんがあれをやったのは圧巻でした。すごい根性見せてもらったなぁ。

あんまり覚えてないお披露目ライブ

そして25000フォロワーを達成して、お披露目はカバーアルバム完全再現ライブのアンコール。STUPiDとBiS-どうやらゾンビのおでまし-の2曲を見せてくれました。

ようやく念願のパフォーマンスを見れたわけですが、正直なところあまり覚えてませんでした。新衣装に加えて、新しいフォーメーションと歌割り、ナノちゃん歓迎のサイリウム企画とか1人に集中しきれない面が多すぎて…。

だけど、です。覚えてないっていうのは、1秒たりともガッカリする瞬間がなかった証拠で、ただただナノちゃんの初ステージを一緒に楽しめたのはパフォーマンスがよかったからだと思っています。

ダンスしてる時に笑顔も見ることができて、この子とならこれからも楽しいライブを共有していけるだろうなという感覚がありました。最後に一人だけステージに残って改めて元気に挨拶してくれたのもすごくよかった。

魅力が溢れまくった増殖計画・改

第3期BiSがデビュー前に全国のタワレコを回った研究員補完計画はサングラスで目を隠してたけど、ナノちゃんの研究員増殖計画・改はマスクで口を隠しての登場になりました。前は素顔で参加できてたオタクも、今回はマスク姿です。

このイベントがとにかくびっくりでした。天真爛漫な喋り方や仕草の一つ一つがかわいいし、オタクと接してる時はいつも楽しげで、記憶力もすごい。ナノちゃんの魅力をアピールするのに最高な企画だったと思います。

天真爛漫さのなにがいいって、特典会中はもちろんなんだけどちょっとフリーになった時間とか移動してる間もオタクをかまってくれるんだけどこれが超かわいい。手を振ってくれたり踊ってくれたり睨んでくれたり(僕は睨んでもらってません)。全部がかわいくて楽しい!

オタクとの関係性の作り方とか距離の詰め方とかも上手。すごく自然に打ち解けられて、基本的に元気で人懐っこいんだけど雑っぽい扱いをすると喜びそうな人にはそれができてしまう。天才か。

それがメンバーとの関係性を作っていくのにも発揮されてて、あっという間に可愛がられる存在になっていったんだろうなって思います。

それから、マスクした状態なのにオタクの見た目と名前をものすごく覚えてくれる。個人差は絶対にあると思うけど、僕は1日目に1枚だけ撮りに行って1週間後に行ったら顔見たことあるのは覚えてくれてて、次からはもう名前も憶えてた。

回ったタワレコの店舗数は、補完計画に比べたら単純計算で4~5倍になります。移動も大変で、1日がかりのイベントを全部で16日間。初ワンマンが控えててやることもいっぱいあるなかで、何百人って触れ合ったオタクのことを次々に覚えてくれるんだからとんでもないです。あれはみんなうれしくなっちゃうよね。

このあたりで【人柄】も【メンバー同士の関係性】も良すぎるくらいで、全然心配いらないなと思えました。

ナノちゃんの歌声と笑顔

そして、冒頭でお話した初ワンマンです。ここで【歌声】をしっかり聴くことができて、ナノちゃんを好きだと思えるようになりました。みんな歌が上手いって言われることの多いBiSにも自然と溶け込んでるし、元気でかわいらしい性格が反映されたような声質もすごくいい。

TOUCH MEという、自粛期間に生まれて、自粛明けの最初のライブで初披露された、BiSと研究員を繋いでくれた大事な歌があります。このエモーショナルな曲のサビを歌ってる姿を見て、ナノちゃんが入ってくれてよかったって思いました。

それから、お披露目ライブの時よりもっと、たくさん笑顔を見せてくれる子だなって感じることができました。初めてのワンマンで慌てる場面もあっただろうけど、いますごく楽しんでそうだなって思える表情を見せてくれる瞬間が何度もあって、今後のBiSへの期待感がさらに高まりました。

他のメンバーのMCを変顔(褒めてる)で聞いてたり、ナノちゃんについて誰かが話すと奇声(褒めてる)で応えたりしてるのもいいです。リアクションがなにかとかわいい。

なによりも増殖計画・改もあった忙しい準備期間で感動的なパフォーマンスに仕上げてくれてさ、なんかもう、そんなん好きになっちゃうしかないよね!!

まとめ:ナノちゃん好きです

こんな感じで、ナノちゃんは加入発表以降どんどん魅力を発揮して、ライブでもパフォーマンスの高さを見せてくれました。メンバー全員を好きでいたいっていうわがままを叶えてくれて幸せです。

これから先、ナノちゃんがBiSとして見せてくれるパフォーマンスを死ぬほど楽しんでいこうと思います。

おまけ【どうしてこんなにBiSが好きなのか】

ここから先は僕がどんな風にBiSを追いかけてきたかという昔話になります。なんでこんなに第3期BiSを好きになったのかを整理しておくと、ナノちゃんを好きになれたうれしさがもっと伝わるかなと思ったので。補足です。ご興味をもってくれる方がいたら読んでいただけたらうれしいです。

第3期BiS始動まで

僕は第2期BiSのオタクでした。

2019年の5月、解散と同時に推しはアイドルを引退してしまったので、これからどうしようかと考えました。なんとなく推しはBiS以外でアイドルやらなそうな気がしていたので、それなら好きな曲をやってくれる(と当時は思われていた)第3期BiSをそのまま応援しようと決めました。

BiSっていう名前のついたグループが盛り上がらないまま、いつかいなくなっていってしまうよりは、人気グループになって“過去に選挙企画で連続1位をとったメンバー”として推しが語り継がれて欲しいみたいな気持ちもありました。いま思うとすごいこじつけっぽい理由だけど。

ただ、応援するつもりでいたけど、もし第3期BiSの活動が楽しくないとかメンバーのパフォーマンスがかっこいいと思えなかった場合は追うのはやめようと決めてました。それが第3期BiS始動前のモチベーションでした。

だけど始まってみたらもう、夢中でした。曲はかっこいいし、みんな歌声がいい。特にネオちゃんの声が好きで、インタビューを読んですごく人柄が気になって、補完計画でネオちゃんと初めて会って、リリイベで歌ってる姿を見て完全にネオちゃん推しになりました。

さらに、ライブを見れば見るほど、ラジオやインタビューで話を聞くほどメンバーみんなを好きになっていくのが自分でも驚きでした。

こうやって、全然心配する必要なかったなってくらい、すんなりと第3期BiSのオタクになりました。この「心配する必要がなかった」って思えた経験が、のちのちナノちゃんが入るって決まった時も落ち着いていられたことにつながってると思います。なにがあってもいいグループになるって信じさせてくれる人たち、好きすぎる。

「全員を好きになった要素」の補足

さきほど挙げた「BiS全員を好きになった要素」をもう少しだけ細かく言葉にすると、こんな感じです。

■歌声
いままで自分が推してきたアイドルには《歌声が好き》という共通点があります。BiSメンは上手いうえに声質も好き。これが自分の好きなロックとかメロコアという音楽と合わさったのが、第3期BiSというグループにハマった要素として本当に大きかった。

■人柄
ライブやtwitterなどいろいろな場面で見えてくる性格・個性、アイドルとして・BiSとしての姿勢、オタクとの関係性の作り方、とか!ちょっとここでは説明しきれません

■メンバー同士の関係性
人柄とも似てるけど、メンバー同士で集まった時の雰囲気。アイドル経験のないメンバー同士で生み出すがむしゃらさとか、小・中学生の集まりみたいな"キッズ感"とか。ナノちゃんのキッズ感、完璧でした。(嘘です!ナノちゃん大人っぽいね!!)

あとこれはメンバーがどうとかじゃなくて自分のスタンスの話なので番外編みたいなものですが、メンバーのTwitterが開設された後、誰が推しになるかわからなくて全員にリプを送ってたこともBiSにハマった理由の一つです。

「全員と関係性を築いていきたいと思えた初めてのグループ」だったことが、いまもBiSがすごく好きな気持ちの根幹にあるように感じます。応援しようって思ってリプ送ってたら、やっぱり好きになっちゃうじゃないですか!

全員が”推し級”だと気付いた日

BiSはデビューからたったの半年で自粛期間に入ってしまったんだけど、特典会どころかライブでさえBiSと会えないこの期間に、トギちゃん、ティ部ちゃん、モンちゃんのこともすごい好きかもしれないって感覚が強くなりました。

そして、この“メンバー全員好き”を決定的に自覚したのはSCHOOL OF WACKにトギちゃんが出てきた時でした。このイベントは入場時間指定(15分きざみ)のチケット制で、WACKメンバーが1人ずつランダムに登場してくるから自分が入るタイミングで誰が出てくるかわかりません。

自分が見に行った日、チケット持ってない時間帯にトギちゃんが登場したって分かった瞬間、「めっっっちゃ会いたい!!」と思ったんです。

それまでいくつかのグループを好きになってきたけど、こんなにも推し以外のメンバーに会いたくなることなかったので、BiSメンバー全員好きなんだって確信が持てました。

結局会えなかったけど勝手に好きな気持ちを自覚して盛り上がった、自分にとっては転機ともいえる1日でした。

最後に:ナノちゃん好きです

ここまでの話を通して、どうしてBiSのみんなが好きで、入ってくれたのがナノちゃんでどれだけ安心したか、うれしかったかが伝わったでしょうか?我ながら手応えは全くありません。

なので改めて言っておくと、BiSに入ってくれたのがナノちゃんで本当にうれしいです。

5人で経験したステージはまだほんのわずかで、ナノちゃんが経験を積めば積むほどBiSのライブは飛躍的に熱く、感動的になっていくと思います。その景色をこれから一緒に見られることがすごく幸せです。

BiSのみんなが好きだし、BiSが大好きだなー。

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