BiSと研究員のことがもっと好きになったライブのある2カ月間

BiSが渋谷のMAGNETでリリイベを開催したのが2月22日、コロナ禍を経て有観客ライブ『KiLL YOur WiNTerxxx -but fall-』が開催されたのは10月18日でした。研究員が4人の姿を目の前で観れるようになるまで約8カ月がかかりました。

デビューからの半年間に猛スピードで成長してきたのを見てきたから、半年以上も時間が奪われてしまうことが心配でした。SLUM DUNKのアレみたいに、急激に成長した分だけ一度活動のペースが落ちたら失われるものも大きいんじゃないかって不安があったんですよ。(モンちゃん漫画読んだかな)

でもライブを観てみたら2月よりも断然すごいパフォーマンスをしてたから、研究員の前でライブをする機会がなくなってただけで、BiSが成長するための時間が奪われたわけじゃなかったんだなってわかりました。名古屋以降も、12月18日の『The DANGER OF MiXiNG BiS』に至るまで毎週毎週改善を繰り返してたのがすごい伝わってきたんですよ。全然心配いらなかった。

ライブの度に感動させてくれた『KiLL YOur WiNTerxxx』シリーズと『The DANGER OF MiXiNG BiS』の感想を少しだけ書き残しておきます。たぶん誰かもtwitterに書いてたことを寄せ集めたような内容になるだろうけど、僕も本当に思ったことだから許してね!

「曲の成長」を見届ける幸せ

セトリすごい良かったよね。名古屋の時点でEPの楽曲は全部披露してくれたし、研究員セレクトアルバム『”プロパガンダ”と”PROPAGANDA”』の中間発表でTOP10にランクインしてた曲はほとんどやってくれたんじゃないかな。やらなかったの『kAsAbutA』くらい?『kAsAbutA』も今度ぜひやってくださいお願いします。

それ以外にも代表曲と人気曲たくさんやってくれて、「あの曲も聴きたかった」って思うことはあったけど、どのライブも大満足のセトリだったなぁ。

EPの7曲、『TOUCH ME』『HiDE iN SEW』って新曲をこの2カ月の間に観れたことが本当にうれしかったし、『イミテーションセンセーション』とか『GETTiNG LOST』みたいに公演を重ねるごとに微妙に振り付けを修正したりガラッと変えたりしてたのがそれと同じくらいうれしかった。去年24時間イベントの後に『FOR ME』の振り付けが変わってたみたいに、ライブで研究員の様子を見て、BiSのみんながいろいろ考えてくれて曲が成長していく感覚を思い出せたんですよね。

ライブができなくてもBiSが進化していくことはわかったけど、曲が育っていく過程を見られたことで、研究員もいればBiSはもっと進化できるってことをライブを通して実感できました。研究員の振りコピも進化していってるしね!!一人一人は微力かもしれないけど研究員がたくさん集まれば彼女たちの力になれるなら、そんなに幸せなことはないよね。

たくさんの人に届く『TOUCH ME』の歌詞

名古屋に向かう途中で、ある研究員が「きょうライブでやったら泣いちゃうかも」って話してたから、『TOUCH ME』が本編の最後に披露された時は鳥肌が立ちました。

誰が作詞したのかはわからないけど、渡辺さんのような気がしています。渡辺さんが書くBiSの歌詞は「BiS」のストーリーや存在自体をテーマにしてるものとか、生と死、怒り、苦悩のような感情を剥き出しにした内容が多いんだけど、『TOUCH ME』はなんていうか、何気ないんです。きれいな歌。

歌詞をストレートに解釈するなら、誰もが経験したことあるような、叶わなかった恋やお別れの歌です。ちょっとした後悔とか切なさをふとした瞬間に思い出すような歌詞なので、BiSの歌としてはかなり新鮮です。そんなのBiSらしくないと思う研究員もいるかもしれないけど、これからBiSやWACKを知る人にすごく刺さると思います。

ただこの曲は、ただキャッチーなだけじゃないところがすごい。BiSのライブがない8カ月を過ごしてきた僕にとっては、

 「いつもそばに あなたはいたし」

って歌うBiSの姿を見た瞬間、会えない日常のなかで毎日ちょっとずつ感じてた悲しさとか悔しさとか、会いたいって気持ちが全部フラッシュバックしました。それと同時に、いまライブを観られてる幸せが押し寄せてきました。すごく大げさな表現だけど本当に押し寄せてきたんですよ。

誰が聴いても共感できるような歌詞なのに、たった一言で研究員にとっては特別な意味を持ってくる、魔法みたいな歌詞の楽曲です。

BiSの王道的なエモいピアノロックだし、一緒に踊ろう!と言わんばかりにシンプルな振り付けもすごくキャッチ―でBiSらしいと思います。この楽曲がもっとたくさんの研究員に届くのが待ち遠しいです。

「お守り」でありたい

MCについて語ると長くなりそうなので最後に少しだけ。名古屋でネオちゃんが口にしていた「お守り」って言葉が胸に突き刺さったというか、あの吸血鬼衣装の鉄球を心臓に向かってぶん投げられたような衝撃でした。

オタクとしては、そういう存在になりたいなって思えるような表現だよね。言葉選びが良すぎる。好きだわー。ネオ推し界隈の名前お守りにしてもいいんじゃないかって思ったもんね。twitterのアカウント名お守りにしようかな。

渋公のMCでは4人全員が研究員への想いを伝えてくれました。愛してくれてて、必要としてくれてることを感じられるMCでした。なんかね、研究員がBiSの原動力になってるんだって思うと研究員のこともどんどん愛おしくなってくるんですよね。みんなほんとありがとうって思います。来年もその先も、BiSのこと好きなみんなと、これから好きになるかもしれないみんなでBiSがくれる幸せを味わっていけたらうれしいね。

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