振り付けはBiSの強みだと感じた配信ライブ「THINK of MICHINOKU」

第3期BiSの特徴の一つに、「1回見ただけで覚えられるサビの振り付け」があります。これはけっこう徹底されてて、オタクが初見で振りコピできてないと見るや、次のライブではもう振り付けを変えてるなんてことが何度かありました。

個人的には難易度の高い振り付けを覚えるのも好きだけど、BiSにとってはこの振り付けがいいんだと思っていました。というか、そう思っているつもりでした。いまになっては、もっと難しくてもいいんじゃないかという気持ちがけっこうあったなと自覚しています。

その考えが、5月1日に配信されたライブ「THINK of MICHINOKU」をきっかけにすっかり変わりました。あの振り付けはBiSというグループにぴったりだし、シンプルで覚えやすい振り付けがもっと強力な武器になっていくと思っています。

配信でロックフェスへの第一歩

「THINK of MICHINOKU」がどんなライブだったかというと、開催中止になってしまった「アラバキロックフェス」に出演予定だったアーティストが有志で集まり、主催者を支援するために開催した無料の配信ライブでした。これでもかってくらい大物アーティストたちが集まってて、そのなかにBiSの姿もありました。

開催されていれば、20周年というアラバキの歴史でアイドルが出演するのは初めてだったし、BiSにとっても初ロックフェス&初バンドセットという初づくしになるはずでした。配信でのBiSはバンドセットじゃなくてオケでのパフォーマンスになったけど、新曲を入れるのではなく2年間で磨き上げてきた「STUPiD」「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」というセトリでライブを披露してくれました。

「涙出てきた」初見の人から好意的な感想

BiSを知らない人がライブを見てくれる機会は貴重だから、twitterでの反応を見てみました。批判的な意見もあったけど、ほとんどが好意的な感想でした。うれしいすぎる!!

出演してるアーティストやアラバキのファンと思われる人たちが配信見て、「かっこいい」「涙出てきた」「喋るとかわいいんだ」みたいなこと言ってくれてるのは感動でした。「来年はアラバキでバンドセットのBiSを観たい」って研究員と同じこと思ってくれてる人までいたし。(研究員かもしれん)

いろんなツイート見てると、アラバキを好きな人たちはこのフェスへの愛情がすごく深いんだろうなって印象があって、その人たちが受け入れてくれたこともうれしかったなー。

来年以降BiSがアラバキに出演できたら「配信出てた子たちだ!」って思い出してもらえそうだし、生でBiSを観てもらえたら、いいパフォーマンスだって思ってくれる人がもっと増える予感がしています。

振り付けがBiSの味方になる

色んな感想を見てて、BiSの振り付けのことが頭に浮かびました。

BiSが振り付けをシンプルにしているのは渡辺さんの意向で、その理由もかなり前から説明されていました。サビでの複雑な振り付けや、しゃがんだり寝転んだりするパフォーマンスは大きな会場でのライブなら映えるけど、まずは小さい会場でもみんなに見えて、初めて見る人でも真似しやすいことが大事だというものでした。細かいところは違うけどだいたいこんな感じ。

これを聞いて、僕は勝手に「小・中規模の会場で、初めてBiSを見に来る人」に合わせた振り付けだと思い込んでたんですよ。ただ、今回の配信を見て「大規模な会場で、BiSを知らない人」にも合うんだってことに気付きました。

今後もし大きなフェスに出たら、会場の9割以上がBiSを知らないことだってあるはずです。そんな環境でも、BiSのパフォーマンスが誰かの心を掴むことがたくさんあると僕は信じています。

そしてBiSいいなと感じてくれた人が「オタク盛り上がってるし自分も真似してみようかな」と思う時がきたら、シンプルな振り付けがきっとBiSの味方になってくれます。真似してくれる人が多ければいいってものでもないけど、オタクじゃなさそうな人もノッてくれてたらメンバーとしては絶対心強いと思うので。

結成時には想定されるはずもなかったことだけど、今はライブで声が出せなくて、ロックファンのかけ声とオタクのミックスが混ざり合って盛り上がるみたいな光景はあり得ないわけで、一体感を出すうえで動きがすごく大事になりました。だから、曲を知らない人でも1曲終わるまでに覚えられるような振り付けにしてきたことが、BiSをよりフェス向きのグループにしてくれたように思います。

アラバキとはありがたくて素敵なご縁ができたと感じてるので、来年以降開催される際には出演してる姿を見たいし、BiSには他のロックフェスにも出て行って欲しいから、大きな会場でライブができるようになっても今みたいな振り付けがベストだと思うんですよね!

動きが複雑でかっこいい振り付けが生まれたらそれはそれで全力で喜ぶけど許してください!

衣装からも見えたアラバキへの意気込み

BiSの衣装には各メンバーに割り当てられた英単語がいつも同じフォントで書かれてたんだけど、新衣装はアラバキロックフェスのロゴと似た、筆で書いたようなフォントになっていました。

配信でBiSを知った人たちに伝わったかはわからないけど、研究員としてはアラバキにかけるBiSの意気込みとかリスペクトを感じるポイントでした。

有観客でお披露目できなかったのは残念ではあるけど、この衣装を着てアラバキにまつわるライブに出られたことはすごく意味があったと思います。

衣装に意味をもたせることでメンバーとしてもフェスにかける想いは強くなっただろうし、こうやって細部まで環境を整えてくれるスタッフさんにもありがとうございますって伝えたいです。ありがとうございました!

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