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今月のわんこごはん と 健康ひとくちコラム 2021.12

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今月のわんこごはん

今月のわんこごはんのピックアップ素材は、「パスタ」です。

てづくりごはんに慣れている方にはお馴染みの素材と思いますが、意外に思われる方もいらっしゃるかも。パスタだって立派な食材となります。中型犬以上のわんこの場合、総分量のカサ増しにも使えますから、どんどん利用してほしいと思います。

乾燥パスタは、うどんやそうめんのように製造時に塩を使用していないので、与えやすい食材です。マカロニやフジッリ、ペンネなどはそのままで使えるし、スパゲティやリングイネはゆでてから短く切ってあげると食べやすくなります。茹でる時は塩を入れずに、人が食べる時よりも、もっと柔らかく茹でてあげてください。

* カルボナーラ *

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写真はイメージです

【材料】スパゲティ 50g  卵黄 一個分  カッテージチーズ 20g

【作り方】 1:ボウルに卵黄を溶いておく  2:スパゲティを茹でる。茹で上がったらざるに上げてある程度冷ましてから5㎝に切ったらすぐに鍋に戻す  3:2に1を入れて混ぜ、軽く卵黄に火が入るくらいに混ぜる  4:盛り付けたあとにカッテージチーズを乗せる

* マカロニサラダ *

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写真はイメージです

【材料】マカロニ 15g  にんじん 30g  ブロッコリー 25g    卵 1コ  オリーブ油 大さじ1  

【作り方】 1:マカロニは柔らかめに茹でておく  2:にんじんは粗みじん切りにし、ブロッコリーは1㎝角に切って、それぞれ柔らかく茹でる  3:卵は半熟に茹でて、黄身は荒くほぐし、白身は荒めにみじん切りにする  4:1・2・3をオリーブ油で和える

健康ひとくちコラム

~ てづくりごはんの与え方で気を付けたいこと ~

今回は、てづくりごはんをあげている皆さんへ、あらためて確認しておくといいのかな?という注意点をいくつかお伝えしたいと思います。

① 必ずやけどしないように冷ましてから与える

「は~い、できたよ~♪」の声を待てないくらいに足元でぴょんぴょん飛んで、出来立てのごはんを待つわんこを見ていたら、ついつい冷ますのも急いでしまっていませんか?頑張ってつくったごはんを喜んで食べてくれる姿は本当にいとおしいもの。だけど、多少熱くても人間は冷ましながら食べることが出来ますが、わんこはそのまま食べてしまいます。出来るだけ…というより、必ず人肌程度には冷ましてから与えるようにしましょう。逆に、冷蔵庫に入れておいたものは冷たすぎてわんこの胃に負担をかけてしまいます。その場合は、同じように人肌程度に温めてからあげるようにしましょう。ちなみにわが家では、冬場はミルクは少し温めてから与えるようにしています。いつも以上に飲みっぷりが良いので、美味しいのかなぁと思っています。

② 食材に使う肉類の脂は取り除き、その分オリーブ油などで油分を補う

てづくりごはんでお肉類を使うこと、結構多いと思いますが、その時の脂身はどうされていますか?健康なわんこなら、さほど神経質になる必要はありませんが、カロリーを気にしないといけない場合や、シニア犬、お腹がゆるい時などは、意識して取り除いてあげてください。わが家では、鳥の胸肉を使うことが多いのですが、茹でる時は食欲をそそる香りが付くので一緒に茹でつつ、ごはんとして与える時は皮は取ってしまいます。ただ、油分は身体にとっては必要なもの。皮膚や被毛にも影響してきます。なので、オリーブ油やMCTオイルなどを与える直前にちょろっとかけています。

③ だしで香りづけをする

これは、てづくりごはんを作る上でのテクニック的なことになります。かつおぶしや昆布を一晩水につけておくだけで、いいお出汁がとれますよね。人のごはんもそうですが、わんこにも良い香りが食欲を増進させ、栄養素も取れるので一石二鳥なんです。但し、顆粒のものは塩分が多いですし、添加物も多いですから、出来れば自然のものを使ってあげてください。ちなみに、わが家では、お茶のパックのように個包装になっている、塩分が入っていない天然だしの元(かつお、昆布、しいたけなどが全部粉末ではいっているもの)が便利だと思って使っています。オートミールで作る場合などは袋を破って中身を混ぜて使っています。荒いものでなく粉末になっているものであれば、食べているうちに喉にささる心配もありませんので、使われる場合はよく中身を見てから混ぜてくださいね。

いかがだったでしょうか。ひとくちに「てづくりごはん」といっても工夫出来る点や注意点など、色々ありますね。すべてのわんこに当てはまらない場合もありますので、よくよくわんこの様子をみながら工夫されてみてくださいね。

今月も最後までお読みいただきありがとうございました。そして、本年もありがとうございました。来年からもまた少しでもお役に立てる読み物を書いていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいね。冷えはわんこにも悪影響がありますので、暖かくしてお過ごしください。






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