くずまきクラフト市のコンセプト
やどり木の始まりは、「くずまきクラフト市」の始まりでもありました。
2017年秋「くずまきクラフト市」初開催。葛巻のまちなかで、その中心に位置する昭和初期の建築を残す町家「旧遠藤邸」を舞台に企画開催した、葛巻初のクラフトイベントは、初回にも関わらず大成功を果たしました。
この2日間、会場には「葛巻にこんなに人がいるのか」と誰もが驚き、そして「葛巻にこんなに人が来るのか」と誰もが驚きました。
「まるでここだけ葛巻じゃないみたい」という町に住む人々の感動は、5回目となったときでも変わらず聞かされました。
では、なぜこのイベントは、初開催で大成功を果たしたのか。と、分析したことなどなく、「なんで成功したのかよくわからないけども」が実行委員会メンバーの正直な気持ちでもあります。
だけれども、私たちの開催にあたっての「コンセプト」という芯となる想いの部分は、はっきりとありました。そしてそれは、今でもぶれることなくあるのです。
“私たちの好きなことで、この町を楽しんで暮らす”
シンプルに言うならば、これに尽きる。
私たちくずまきクラフト市実行委員会メンバーは、町に暮らす女性有志の6人で構成されています。町に暮らしながら、日々「こうだったならいいのに。」「実は葛巻には、こんなにいいところがあるのに。」そういう想いを持ちながら生きていたメンバーです。
勿体ない、もっと良くなるのに。そういう長年抱えてきた想いを、6人共通の好きなもの「手仕事、クラフト」というツールでもって、“この町を面白くしてしまえ!”と勢いで開催してしまったのです。
わくわくしたかった。この町を、純粋に楽しみたかった。見て!こんなに素敵になるよ!と、企画開催しながら、どんなお客様よりも、メンバー6人が俄然買い物して楽しみまくった!(笑)
純粋なこの想いがなければ、到底やりきることは出来なかった初開催でした。
町になかったのなら、自分たちが作ればいい。ほしい暮らしは、自分で作ればいい。この町を、自分たちの好きなもので楽しんでしまえ!
今でも変わらない、6人の根底の想いです。楽しくなければ、暮らせないのだから。
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