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人間寄り添ってくれる人が必要

寄り添うとは、どういうことなのか
言葉の意味は分かるし、感覚的には分かる

でも「寄り添う」って口で言うほど簡単ではない
寄り添うって、その人の全てを受け入れること
そして、そばにいる事

寄り添わないといけなくなった理由は関係なくて
そこにあーだーこーだ言う必要なくて
良い悪いもなくて
相手の全てを包み込む事
ただそばにいるだけで、
そこには愛と安心が生まれる


子どもは色んな経験をする
特に、
何かを壊したり
走ってケガをしたり
発表会で失敗したり
お友達との喧嘩やいざこざ
等々・・・

失敗するような出来事があったときは

怒る前に、寄り添ってあげてほしい

子どもは大人と違って感情を処理する能力の発達が十分ではない
こういった出来事が起こったら
心と頭がとても混乱する
そんな時、親(大人)の助けが必要

そんな時に
「だから言ったでしょ」
「あの時練習しなかったからダメなんだよ」
「なんでそんなこともできないの」

という言葉はちょっとストップ!!!

生まれた瞬間から親(大人)の力がないと生きられない子どもにとって、右も左も分からず、生きるすべを教えてくれて、何でも知っている親(大人)は、子どもからしたら、やっぱり絶対的な存在。
そんな親(大人)からそういった言葉を投げかけられたら、

子どもは自分という人間そのものを
「ダメな人間」とダイレクトに捉えてしまう

「お母さん(お父さん)を困らせるダメな自分」
「結果を出せなかった自分は恥だ」
「みんなを困らせる自分は悪い人間」
などなど・・・

「だから言ったでしょ」の中に含まれる、親が本当に言いたいことを汲み取ること、察することはできない。

そんな時はまず寄り添ってあげてほしい
「びっくりしたね」
「怖かったね」
「痛かったね」
「よく頑張ったね」
「どうして○○したの?」
と怒らず気持ちに寄り添ってあげて欲しい

その後に
「これからは○○しようね」
「どうしたらよかったと思う?」
「次からはどうする?」
「じゃあ、今度からは○○しようね」
と導いてあげてほしい

その安心感たるや計り知れない

絶対的な存在である親から
「お母さん(お父さん)もそんな失敗したことあるよ」
なんて言われたら
絶対的な存在である親も、失敗することがあるんだと分かったら
とっても安心で「失敗しても大丈夫だ」と自分を肯定的に捉えることができるようになる

「間違った行動をしてしまったけど、自分は自分で良い存在なんだ」

と思うことができる
こう思えるか、思えないかの違いは
とっても大きい。

子育てをする上でそんなこと言ってられるか!!
って感じになるかもしれないけれど。。。

子どもの可能性を最大限に生かしてあげるためには、些細なことから、大人が変わろうとする「意識」が必要だと思うのです。

大人も寄り添ってくれる人が必要
でも
大人以上に子どもこそ心に寄り添ってくれる人が必要なのです。

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