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【印刷 #3】あなたは文系? 理系?

パソコンの画像は、大きく分けて「ラスター形式」と「ベクター形式」の2種類があります。今回はそれぞれの特徴、長所・短所をまとめてみました。

1)ラスター形式
ラスター形式は「ピクセルの集合」として画像を表現する方法です。
面積当たりのピクセル数(ppi)が多いほど解像度の高い鮮明な画像になります。
デジカメの写真やWebページのイラストは、ラスター画像です。(JPEG、PNG、BMPなど)

2)ベクター形式
ベクター形式は「座標に展開された情報」から色や大きさを表現する方法です。
デザイナーが使うIllustratorやPowerPointの図形は、このベクター画像です。(EPS、Ai、SVGなど)

3)長所と短所
ラスター画像はピクセル情報ですから、グラデーションの様な繊細な表現に適していますが、その反面、拡大し過ぎるとぼやけてしまいます。また編集を繰り返すと、画像の劣化が起きます。(不可逆性)
一方、ベクター画像は拡大しても粗くならず、また何度でも線や色などを修正できます。ただし、グラデーションの様な図形はデータが複雑になり、描画や印刷に負担が掛かります。

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画像2

以上を整理すると、ベクター形式の方がラスター形式に比べて何かと有利ですが、問題は『Webブラウザはラスター画像しか表示できない』ことです。(※注)
そもそも、JPEGに代表されるラスター画像は、スクリーン用(RGB画像)として使用するもので、印刷用として適切ではありません。

※注)正確にはHTMLソースコードの編集でSVG画像をWebブラウザで表示させる方法があります。

人生いろいろ♪ ~  画像もイロイロ♫ ~

あなたは、
繊細で感覚的な文系(ラスター派)ですか?

それとも、
緻密で数値的な理系(ベクター派)でしょうか...


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