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新型アクアがやって来た

この春、我が家に新しい仲間がやって来ました。名前は『新型アクア』。
注文から、7ヶ月余りの時を経ての納車。
実はその当時、こんな記事を書いていました。

初期型(2011年)の登場以来、10年目にして初のフルモデルチェンジ。
その間の技術の進歩はめざましく、現在販売されているハイブリッド車の最高峰とも言える実力を備えています。
それでは、その代表的な特長をいくつかご紹介しましょう。

① 世界トップレベルの燃費性能

初代アクアの燃費は約20㎞/ℓで、当時としては抜群の低燃費を誇っていましたが、新型アクアはそれを大きく上廻る30㎞/ℓ以上を達成しています。
これは、バッテリーとしては世界初の『バイポーラ型ニッケル水素電池』を採用したことが大きな要因です。
また、バッテリー出力は初代アクアに比べて約2倍になった為、アクセルを踏み込んだ時の出足は、ワンクラス上の性能を発揮します。

② 安全技術を標準装備

新型アクアには、最新の『トヨタセーフティ―センス』が全車種に標準装備されています。
プリクラッシュ・セーフティ、全車速追従型・レーダークルーズコントロール、レーントレーシング・アシストなど、運転時の疲労やストレスを軽減する装置が搭載されています。

ただし、トヨタはこれらのシステムを “自動運転” とは呼んでいません。
以前、高齢ドライバーのアクセルとブレーキの誤操作により、母子が死亡した事故で “原因は車の欠陥” だと、被告がトヨタを訴えたことから、自動という言葉を一切排除した経緯があるからです。

③ 給電システム

いつ災害が起こるか分からない昨今。また、アウトドアを楽しむ人たちの増加に応える形で『アクセサリーコンセント』『非常時給電モード』が、全車に標準装備されています。
電力供給時間は約5.0日となっているので、非常時でも数日間の電気供給が可能です。ただし電気自動車ではないため、自宅への給電はできません。

※ これからのクルマ社会

私たちのような、高度経済成長期に育った世代は、“クルマに乗る” ことが大人の世界に入る第一歩でした。給料を貰えば、さっそくクルマを買い、友達や彼女とドライブに出掛けるのが大きな楽しみでした。

令和の時代に入り、はや5年。
クルマは EV(電気自動車)へとシフトアップ。そして、2035年までにガソリン車を廃止するという時代へ突入。
反面、若い人達のクルマ離れも進み、免許を持たない人も多くなり、自動車の生産量は右肩下がりとなっています。
それは、クルマ本来の楽しみである “走り・曲がり・止まる” ことを、メーカー自身が奪ってしまったという、皮肉な結果と言えるかも知れません。

若者の車離れに関する意識と生産台数の推移

◎ 最後に

下取りとして引き取ってもらった初代アクアは、14万キロ近い走行距離ですが、駆動バッテリーなどのパーツはリサイクル可能なので、もうしばらくの余生を過ごせることでしょう。

11年間、がんばってくれてありがとう!
初代アクア君 ♡

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