【しぞ~か #2】伊豆半島はフィリピン沖からやって来た?
静岡が誇る観光地と言えば「伊豆」。
その歴史についてのウンチクでございます。
1)海の時代
約2,000万年前、伊豆は本州から数百km南、現在の硫黄島付近の緯度にあり、この頃の伊豆は深い海の底で活動する火山の集合体(海底火山群)でした。
2011年の東日本大震災の原因となった「太平洋プレート」。この巨大なプレートは、伊豆半島が乗っている「フィリピン海プレート」の下にも沈み込んでいて、将来、伊豆半島になる大地の源、マグマを供給していました。
2)衝突の時代
一方、フィリピン海プレートは、本州がのっている「ユーラシアプレート」の下に沈み込みます。フィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島はプレートとともに北に移動し、100万年ほど前に本州に衝突。陸地同士が海を埋め、現在のような半島の形になりました。これが約60万年前のことです。
■その後~現在
その後、半島となってから約20万年前までは、陸上のあちらこちらで噴火が起き、現在の伊豆の骨格を形づくる大型の火山ができました。
また、プレートの動きは現在でも伊豆の大地を本州に押し込み続け、地殻変動により様々な地形を作っています。この特異性が多くの美しい景観や温泉を有する現在の伊豆半島を形成しています。
■補足
現在のところ、伊豆観光については日々状況が変化しております。観光地および宿泊施設をご利用の際は、以下のサイトをご参照ください。
・伊豆半島ジオパーク
・伊豆、伊東観光ガイド
・伊豆市 観光情報
・伊豆・河津町観光協会
・伊豆下田観光協会
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