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【印刷 #12】 Amazonが紙書籍出版サービスを開始

Amazonは、個人ユーザーがKindleストアで本を出版できるサービス Kindle ダイレクト・パブリッシング(以下、KDP)にて、“紙書籍の出版サービス” を開始しました。

KDPは、マンガを含むすべてのジャンルの電子書籍と紙書籍を初期費用なしで出版でき、紙書籍出版では注文に応じて印刷を行なうため、著者が在庫を抱える必要がありません。
さらに、著者は販売価格を自身で設定することが可能で、紙書籍は60%、電子書籍では最大70%のロイヤリティを受け取ることができます。

これはまさに、紙によるセルフ出版を望んでいた方には、“待ちに待ったサービス”ではないでしょうか。

では、さっそくKDPによる出版の流れをご紹介しましょう。

1)初期設定

AmazonのアカウントでKDPにサインインし、著者名、支払いに関する情報を入力してKDP アカウントを設定します。
(※Amazonアカウントがない場合は、サインアップをクリック)

必要な事項を入力すると、自身のアカウントが作成されます。

2)本の詳細情報の入力

本のタイトルや著者名、ジャンル、内容紹介などの情報を入力します。

3)原稿と表紙の作成

原稿ファイル(本文や表紙)を作成し、アップロードします。

4)データの確認とプレビュー

プレビューアーを起動すると、原稿内容に問題がないかチェックが行われます。

品質チェックで問題がなければ、印刷プレビューが表示されます。

5)価格設定と出版

この後、書籍の価格やロイヤリティの設定などを行いますが、今回は説明用のデモンストレーションのため割愛します。

※ 補足

以上の作業で、所要時間はざっと半日ぐらい。
実際には、書籍を構成するための詳細な版面はんめん設計が必要ですが、ここまで誰の力も借りず、そして初期投資0円というのは、とても素晴らしいシステムだと深く感銘しました。

今まで、出版と言えば「電子書籍」に限られていたものが、KDPの登場により「紙書籍出版ペーパーバック」が、ぐっと近づいて来たようです。


さて、ビートルズでも聴きながら、なりたい自分を見つけますか…

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