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仕事であった、ふと息をつく出来事

初note投稿。なにを書こうと迷ってみて、最近あったすごく好きな出来事について。

これは、先月31日 深夜2:00に撮った写真。
端から見ると、なんの写真かわからない(し、男臭い)んですが笑、自分にとって今後もずっと残り続けるであろうものです。


少しだけ仕事の話

ひょんな縁が繋がっていき、働き始めてからずっと、ウェブサービスを作る仕事に携わっています。

具体的には、PM(=プロダクトマネージャー)と呼ばれる仕事で、自分たちが作るサービスを使ってくれる人たちが何が欲しいか、どうしたら使ってくれるかを考え、エンジニアやデザイナー、時には法律や財務、経理、PR、マーケティング...など、多様な領域の専門家たちと共に、アイディアを形にしていく仕事です。

当然ながら、こだわりの強い専門家たちと、数人から数十人、時には100人を超える規模で動いていくので、物事そう簡単に進みません。

むしろ上手く進むなんてことはなく、油断した直後に事故が起きるような感覚です(結局そんなカオスな環境でないと、満足行かなくなっていくのですが笑)。


仕事の醍醐味

そんな、毎日必ずトラブルが発生するような息をつく暇もない怒涛の日々なのですが、「温めていたサービスを公開する瞬間」だけは、ふと我に返してくれます。

これには前職での経験が原体験になっています。

言葉も文化も国籍も違い、中には会ったことも、話したこともないメンバーが、100人を超える規模で動きながらも、

サービスを公開する瞬間だけは、全員が同じ画面に釘漬けになり、「公開しました!」の一言が流れた途端、同じ感情に包まれ、ついにやけてしまう

そんな出来事がありました。

モノづくりに携わる人間として、自分たちの作ったモノを誰かが使ってくれることこそ何より冥利につきる瞬間ではありますが、個人的にはそれ匹敵するほど、グッとくる光景です。
※2016 / 7 / 30、前職でサービス公開した直後のLINE。懐かしい


誰かにとってのサービス公開

蛇足なのですが、似たような話を見ると、つい感情移入してしまい、感傷に浸ってしまいます笑

前職の先輩の話。
http://line-hr.jp/archives/46737155.html

最初からやっているメンバーも割と残っていて、その人たちに関してはやっぱり「戦友」っぽい感覚がありますね。
AppleのQAに出す前の週末に、テストバージョンみたいなものを使ってバグとかの話をしたんですけど、その時のキャプチャはまだ保存してあります。“6月○日(日曜日)出社組”みたいなグループをテストで作ってやり取りしたんです。
最初の頃、みんなで作業している写真なんかは本当に懐かしいですね。


DeNA創業者 南波さんのエピソード。
https://matome.naver.jp/odai/2137283171836034701

この写真にあるように、みんながすごく嬉しそうな顔をしているんです、純粋に。このときに誰が一番貢献したかとか、このアイデアは誰に帰属するかとか、そういったことはまったくなく、全員が本当に純粋に、全員で、チームで、このサービスを世の中に産むんだということで、気持ちが高揚している瞬間なんですね。とても純粋だし、私はとても美しいと思いました
私はこれを見た瞬間に12年間、いろいろな座学とかコンサルタントとか、ビジネススクールで学んだDos & Don'tsを忘れよう、と。DeNAという会社を何かチームで共通の目的を達成したときの高揚感。この喜びで牽引していこうと決めた瞬間なんです。


2日前の出来事

先日転職をしたこともあり、今の環境に来て、初めてのメンバーで、初めてサービスを公開する瞬間でした。

もちろん今回も、ここにたどり着くまで、平坦な道のりではなく、
何より公開してからがスタートだったりするのですが、それでもグッと来るものがありました。(公開数時間前のトラブルも、、いずれネタになるはず、、笑)

そして、相も変わらず、ジェットコースターのように、すごい速度で走りながら上下左右に煽られる毎日ですが、
環境が変われど、やっぱり好きな瞬間、自分の根っこにあるものを思い起こさせるものでした。

※写真は、サービス公開を喜んだのもつかの間、すぐにサービスが安定しているかチェックを始めるみんな笑


#初投稿 #無駄に緊張する笑

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