正しい決断とは何か。
人は1日に約3万5000回の決断をしていると言われている。もちろんその大半は無意識で決定をしている。
当たり前だが、大半の人は自分にとって『正しい決断』をし続けてるはずだ。今回そんな正しい決断の概念がひっくり返る様なトリップだ。
今回はまるでRPGゲームの様な世界。
1回1回の決断の度に場面が止まり、普段は無意識でしている決断を長考することが出来る。これをひたすらに繰り返した。
実際の内容自体はかなり個人的な内容が多いため伏せる。その代わりオリジナルのストーリーを作ったのでぜひ皆さんもゲームの主人公になった気持ちでプレイしてみてほしい。
あなたには一人の小さな子供がいる。
あなたは子供の頃あまり勉強が出来る方ではなく大変苦労した。子供にはそんな思いをしてほしくないと考えている。しかし現状はあまり裕福な方ではなく塾に通わせるには多少の節約や無理が必要になる。
Q.さて、あなたはどんな行動を取りますか?
ここには様々な回答が上がると思う。例えば、
①自分の様な思いをしてほしくないから多少無理をしてでも塾に通わせる。
②家族の今後のことを考え、塾にお金はかけず貯蓄に回す。
③自分または、パートナーが勉強を教える。 etc...
あなた自身の回答は決まりましたか?
仮にあなたが①を選んだという体で進みます。
あなたは自分の様な思いをしてほしくないという思いで子供を塾に通わせた。
子供は一生懸命に勉強し学校で1番の成績を取り続けた。そんなある日子供があることを話した。
「僕は塾に通わないで友達と遊びたいんだ。」
しかし、あなたはこう答えた。
「確かに今はそう思うだろう。でも大人になるにつれて勉強の大切さは分かってくる。勉強が出来たらいい大学に入っていい企業にも就職も出来る。そしたら今友達と遊ぶより楽しい毎日が送れるよ。」
子供はしぶしぶ頷いた。
それからしばらくしたある日、子供が急に学校へ行かなくなった。話を聞いてみると、友達との遊びの話題についていけなくなり学校ではほとんど話せる友達がいないらしい。
あなたが大学や将来の話をしても学校にいること自体が辛くそれどころじゃない様子だ。
そして、子供はそのまま引きこもりへとなってしまった・・・。
この主人公は自分は無理をしてでも塾に通わせるという『正しい』と考える決断を取ったが、結果としてむしろ自分の望まない結果へとなってしまった。
これは決断が間違っていたのだろうか。
僕は先ほどのストーリーの様に自分が『正しい』と考える決断を取った末にむしろ望まない結果になったトリップ経験を繰り返し続けた。
その過程で僕はふと気が付いた。
「正しい」って一体なんなんだ。
しかも、
正しい決断をすることによって無意識的に未来は報われる(ハッピーになる)
と思い込んでいる自分がいることにも気が付いた。
例えば、
現象:会社の為に趣味の時間も割いて残業
心が無意識的に望んでること:昇給や評価アップ
しかし、昇給もなくむしろ会社がクビになってしまうことだってあり得るだろう。
正しいと考えてる決断をした未来がハッピーじゃないなら一体なにが正しいんだ・・・。
そんなことが頭でグルグルしてる時にある言葉が降りてきた。
「正しいではなく、みんなが楽しい決断をするんだ。」
ここでようやく気が付いた。
“何が正しいのかではなく、みんなが楽しいという状態が正しいんだ”
つまり僕はこれをずっと逆に理解していたのだ。(正しい決断をすることで楽しい未来が訪れると考えていたということ)
人は関わってきた人や教育機関、会社、常識や法律などから無意識的に『正しい』を判断している。
しかし、これに気付いた瞬間に全ての決断がシンプルになった。
自分も合わせみんなが笑ってる姿が想像出来る選択をするんだ。
それが僕の中での正しい決断だ。
トリップそのものはここまでだったが、ここからの僕の人生はまた大きく変化した。
みんなの笑った顔を想像しながらする決断は実際にみんなが笑ってる世界を創造する。
逆に何が『正しい』のかを前提に物事を見ると、“誰が正しいのか”という正しい人と間違ってる人を作り出しそこに争いを作り出してしまう。
もちろん間違っているとされた側の人間は楽しくはない。
僕はそうではなく、様々な考えや思想も批判せず全員が笑っている未来を創造したい。
今回も最後まで閲覧頂きありがとうございました。
これを読んでくれたあなたが少しでも楽しさに包まれた毎日になることを祈っております。
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