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無駄かもしれないし、無駄ではないかもしれない

 12月8日に行われたオープンゼミ(読書会ワークショップ)に向けて、私はPJメンバーとなった。PJメンバーは4人。プロジェクトが始動してから、オープンゼミ当日まで2週間もなかった。さらに、「何も決まっていない状態から何かを創り上げる」という経験が私たちには無く、何をどうすれば良いのかわからず、最初はかなり戸惑ったのを覚えている。それでも、「面白いものを創ってみたい」という思いはあった。そして、先生とも何回か対話をすることで、少しずつ前に進んでいった。カフェゼミのコンセプトについて改めて考えてみたり、今回のオープンゼミではどんなことを大切にしたいかということを話したりすることが増えた。

 PJメンバーとして慌ただしく過ごしていた日々を振り返ってみると、とにかくメンバーたちと過ごす(話す)時間が多かったなと思った。実際に会って何時間も話し合ったのに、その日の夜にまたZOOM会議をしたり、LINEは常に動いていたり…。正直、その時間の中には対話じゃなく会話になったり、話し合いが全く進まなかったこともあったが、私はその時間は"無駄"ではなかったと思う。事前に話し合いの時間を決めたり、やることを早めに決めてしまう方が効率は良いに決まってる。でも、側から見れば"無駄"に思えるかもしれない時間が、私は楽しかったのだ。"楽しい"と思えたのは、PJメンバー同士で「面白いものを創りたい」という気持ちが共有できていたのが大きいと思う。また、そうやってたくさん話し合うことで、色んなアイデアが生まれていった。

 今回、初めてPJメンバーとして1から何かを創り上げることを経験してみて、「1人ではできない」と気づいた。それと同時に、「大変だけど楽しい」とも思った。世の中には、1人で創造的なものを生み出す人もいるが、私は誰かと一緒に対話をしていくことで創造性が生まれると思う。今回のオープンゼミで形となったアイデアの中には、私1人では絶対にやろうと思わなかった企画もあったからだ。この先も、プロジェクトに参加することがあったら、効率の良さは優先せずに、メンバーたちと対話を重ねて「面白いものを創りたい」と思った。


 


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