まちに生きる、ねこ

町とねこを見守る

雨の降る日に長崎市内中心部の小さな町を歩きました。
細い路地の両側に長屋風に家が並び、昭和の雰囲気が色濃く残る町です。
10年近く前になりますが、ここではねこを愛する個人ボランティアさんが地域ねこ活動に取り組まれていました。ちょうど、私たちが町ねこ調査を始めた頃です。
ねこの避妊去勢手術、路地にはねこトイレも置かれていました。長崎市内での地域ねこ活動の先駆けだったと思います。
あれから10年、今はねこトイレも消えて、いつのまにか耳カットのねこもいなくなりました。住民からの情報がなく、地域ねこ活動が、その後どのような経過をたどったのか、知る由もありません。
まだねこのお世話をする人もいて、細々ながら地域ねこ活動は続いているのかもしれませんが、もし地域ねこ活動が終わってしまったとしたら、それはなぜなのでしょうか?
私たちはこのエリアに関わらなかったため、ねこの個体識別ができておらず、頭数の増減は、はっきりとわかりませんが、10年前に比べると、ねこは減っているように感じます。
これから、このエリアに暮らすねこを個体識別し、町とねこのその後を見守っていきたいと思います。

(塾長 中島)

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