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お疲れ様でした

横田滋さんが、お亡くなりになったニュースを昨日、ネットで知った。心からご冥福をお祈りしたい。そして改めて、めぐみさんの無事を。そして一刻も早い奪還を願いたい。

娘が行方不明になってから、横田滋さんにとって、どんな毎日だったろう。生きていくのは、辛いもんだとか、理不尽なんて、いくらでもあるなんてことを言うが、そんな言葉や表現ではとても追いつかないだろう。そして、さぞかし無念だっただろうと思うと、贈る言葉が本当は、見つからない。

私は、めぐみさんと同い年だ。だから、なんだか他人事のようには感じないし、私なりに特別な想いもある。

私は、なんてことは無いのんびりした人生を過ごしてきた。が、ある日突然、ありふれた日常も自由も言葉も夢も家族も国も人生も、身勝手で意図的な国家や人の意思で奪われる事があるのだと、めぐみさんの事件から、改めて知った。

いろんなことがある。人生には。だが、人権を奪われるようなことは、決して許されてはならないのだと、無知な私ながらに思うのである。

横田滋さんは、娘のために、巨悪に挑み戦い続けた。立派な父親だったと、私はただただ尊敬する。訃報に触れたとき、悲しさと共に、横田滋さんに、お疲れ様でしたと、心の中で言った。

不謹慎だろうか。でも、言わずにはいられなかった。それしか心の中から、出てこなかった。

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