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BMXフラットランドを初めて見た!! X Games Chiba 2022

世の中には見たこともないすごい競技がまだまだあることを教えてくれた! やっぱり知らない競技見るのは最高に楽しい。
さて、ド素人の観戦記だ。

アクションスポーツ・エクストリームスポーツの祭典X Gamesが始まった。Huluで生配信しているので、これぞ好機とばかりに加入して観戦。
早速競技中だったのはBMXフラットランド! 小説のタイトルではない。

大きな分類として自転車を使うエクストリームスポーツ「BMX(バイシクル モトクロス)」があり、その中に速さを競うレースと技を競うフリースタイルがある。
その中でもフラットランドはフリースタイルの種目だ。障害物も何もない真っ平らなフィールドを舞台に、1対1のバトル形式で行われる。本大会は8人参加のトーナメントで優勝が争われた。

1人あたり90秒の持ち時間があり、順番にトリック(技)を打ち合う。
長い時間を使って技を繋げていくか、5秒ほどで見せたい技を強調するか。時間の使い方にも戦略性がありそうだ。

会場にはアガる音楽が流れており、その中で二人が交互に技を披露していくのはブレイキンのようにも感じる。

さて、見てみよう。
我々が普段使うような自転車と異なり、車輪の軸にペグと呼ばれる棒がついている。そこに足をかけ、手をかけ、自由自在に操る。
片輪だけで立ち、本来自転車の持つべきところではないところを持ち、その状態でまるでセグウェイのように移動する。なんでペダル漕いでないのに移動できるんだよとツッコみたくなるが、重心移動や、足裏でタイヤを擦って推進力を得ているようだ。

実況解説を聞いているとむしろペダルに足を置く方が難しいらしい。確かにペダルは回るし、回したら車輪も回るため、バランスを取るのがより難しくなるのだろう。

車体を回転させたかと思えば、自分の体も回転させる。ある選手は車輪が自分の腹に付いてる。どういう状況だ? 自転車は普段から使っているからわかる、こんなのできるわけがない。


90秒の戦いで、一番良いルーティーン(一連の技の流れ)が採用される。つまり、途中で何回失敗してもよい。素人なので採点の詳しいことは分からないが、この技を決めたら何点、というのはない。既存の技ではなくオリジナルを見せる種目となっている。解説でも言われていたが、一番やばい技を見せた人が勝つ。

勝ち負けももちろん大切だが、初めて見る競技はやはり推しを決めることが重要。でもこれがなかなか難しい。もちろんいい意味で。
優勝した早川選手は凄まじいし、アレックス・ジェメリン選手は試合以外のところでも格好いいし、佐々木選手の佐々木スペシャルもたまらないし。いまのところ箱推しかな。

それにしても、内野選手が試合後のインタビューで言っていた
「誰が勝ってもみんな友達だし、誰が勝っても心から祝おうかなとは思ってます」
この言葉が素晴らしい。
いいものを見させていただいた。

大会は3日間行われたが、Huluではそれぞれ終了後28日間は見逃し配信がある。
【見逃し】4/22(金)「X games Chiba 2022」DAY1(後編)の3:26:00あたりからフラットランドの配信が始まるので、気になった人は是非見てほしい。


サムネイル画像はX games Chiba 2022公式サイトから。


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