見出し画像

【2分で読める】起業するときに失敗しない○○の法則

私は大企業で研究開発、イノベーション推進、経営企画等に携わり、そこからビジネスコンサルタントとして独立しました。
その経験から、企業に所属している方から独立についての相談を受けることがよくあります。

相談をされた際に、必ずお話しするのが「雲梯(うんてい)の法則」です。

今日は雲梯の法則についてお話しします。


雲梯(うんてい)の法則

雲梯とは、学校や公園にある、あの遊具です。

Viber_画像_2021-11-14_22-18-27-824

みなさんも一度は遊んだことがあると思います。

両手でバーを持ち、そこからふりこのように体を動かして、片手でバーを持ったまま、もう一方の手を前のバーに手をかけて進んでいきます。

両手を離すな


ビジネスパーソンが、新たな一歩を踏み出そうとする時を雲梯になぞらえると、新しいバーに手をかけた時に、一気に元のバーから両手を離さないようにするのが重要です。

新しいバーに手をかけた時に、まず、そのバーの握り心地を確かめて、「これはいけそうだな」とわかってから両手で掴む。

新しいバーを握ってみて、「これはダメだな、全体重をかけたらバーが折れるな...」と思ったら、片手の状態なら、元のバーに戻ることもできるのです。


イメージだけではなく実際にやってみる

まずは行き先(独立して自分がやりたいこと)が両手で掴んでも大丈夫かをしっかり確認する。

そのためには、頭の中でイメージするだけではなく、実際にやってみないとわかりません。
会社で副業が許されているなら副業としてスモールビジネスをスタートするなどして、次の2点を確かめましょう。

1. お金を払ってくれる人がいるか
2. 自分がその事業を長く楽しめるか


1. お金を払ってくれる人がいるか


そのビジネスを周りの人に話してみて、実際に1万円でもお金を払ってくれる人がいることを実証してみることは大切です。
1万円でも対価を払ってくれる人がいるということは、その商品やサービスが価値がある可能性が考えられます。

自分が想定している価格を払ってもらえそうか、値付けと周りの反応を見て確かめましょう。


2. 自分がその事業を長く楽しめるか


例えば、

「蕎麦が好きなので蕎麦屋をやりたい」
「コーヒーが好きなのでカフェを経営したい」
「パンが好きなのでベーカリーをオープンしたい」


と思った時に、実際に毎日蕎麦を打ったり、コーヒーを入れたり、早朝からパンを焼いたりできるかどうかをアルバイトなどを通して経験することが大切です。
いざ始めてみると、「本当は趣味でやりたかっただけだった」ということに気づく場合も考えられます。

また、売上げと利益の感覚が曖昧になっている場合もあります。実際に利益がどれくらいなのかが分かる機会にもなります。

実際に体験をしてみて、準備や経営などで大変な時であっても、そのビジネスを継続したいと思えるかを考えてみてください。



現状に対して○○な人ほど両手を離しやすい

両手をすぐ離してしまいがちな人の特徴として、現状の仕事に対してネガティブな人ほど、両手を離しやすい傾向があります。

新たなバーを、感触を確かめずに両手を離して飛び移った時、バーが折れてしまえば落ちてしまいますので注意が必要です。

現状の仕事に対して満足している人ほど、次のキャリアへのステップは慎重に準備をし、行動することができます。
片手を離さずに上記の2点を実行してから両手を離すようにしてください。



ここまで書いてきましたが、独立・起業を否定しているわけではありません。
新たなキャリアへのステップとして、大事な2点を確認し、自分の意思を確かめた上で起業をすれば、ビジネスが成功する確率を高めることができますので、ぜひ実践してみてください。



最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もビジネスコンサルタントとして実践的な内容を発信していきますので、「スキ」や「フォロー」をいただけたらとても嬉しいです。


最後まで読んでくださってありがとうございました! コメント欄への感想、リクエスト、シェアによるサポートは大歓迎です。