メトロに乗って / 20191009

メトロに乗って トンネルの中 ガタンゴトンと規律正しく奏でるベース
柔らかい音 きみが話す 声 内容なんか本当はどうでもいいんだ きみと僕が話している その事実こそが でも内容も覚えておきたいな その話は 時間は 僕ときみだけのものでしょ
良くて曖昧 悪くて破壊 悪夢に見舞われた朝は、全身が冷え切っていて、現実が他にあって良かったと心から願ってしまうよ でも本当の世界がどちらかなんてのは、僕には分からないことだ 眠ってしまって、自分以外に意識を渡したところで、昨日の僕と今の僕の同一性を誰が証明できるのか。僕が眠っているところをずっと見守っていて。僕がきみの知らない僕と入れ替わらないように
一寸先は闇 一寸前も闇 


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