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家族で「物語」を考える

1日で唯一の家族トークタイム

うちの家族団らんは、1日が終わる一番最後にやってくる。

21時半~22時ごろ
1年生息子と私が寝ている4.5畳の小部屋に集まって、布団の上で家族で雑談タイム。いつのまにやら、これが定番になった。

主に、1年生息子が ”家族みんなで集まって雑談する” ことにこだわっている。息子の気持ちが引力になり、皆集まってくる。

最初は、本当に雑談で思いついたことを適当に話していた。
先日、夫がノートを出してきて、各人の一言日記を書くと言い出した。
そして、話の流れで家族みんなで「1つの物語の企画」を考えることになった。

家族で考える、物語の企画

これが、結構面白い。

物語は、5年生の娘が書くということになっており、その元となる企画を家族全員で考えている。

「異世界ものにしよう!」
「主人公の名前は〇〇」
「主人公の特殊能力は〇〇」
「敵対する政府の〇〇は、主人公たちを無力化しようとしていて…」
「いや、その設定だと、ここが変になるんじゃない?」

など、意見がたくさんでる。
息子も気に入って、夜も話しているのに、朝起きてすぐに「主人公の友達の特殊能力は〇〇がいいんじゃないか?」と熱心に話しかけてくる。

普段は、タブレットに夢中の娘も、パソコンゲームばかりやっている息子も。家事ばっかりやっている私も、いつも自室にこもりがちな夫も。
他のことはしないで、しっかり物語を作ることに集中する。

私の気持ちの変遷

夜の雑談タイム、夜遅くなっちゃうし、雑談しないと息子は寝ないし、どうにか短くしたいという気持ちもあった。

でも、物語を企画することになってから、私も楽しみになってきている。
元々、本好き。特にファンタジー好き。こういう設定もいいよね?という引き出しは、結構ある。

「その設定、いいね!」と娘からも褒められたりして。
素直にとても嬉しい。

設定は、夫がノートに書き留めている。
いったい、どういう着地になるのか。
本当に娘はその設定で物語を書くのか?
わからないけれど、今、この時間は宝物。

今しか味わえない、家族の時間。
きっと、懐かしく思い出す時がくる。

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