【夢日記】ネット契約のおじいちゃんの夢

夢日記ログ
「ネット契約しにきたおじいちゃんの夢」


某家電量販店で、とある携帯電話会社の契約スタッフとして何年か仕事をしていたことがある。
そんなに昔の話でもない、個人的にはまだ最近のことだが、当時に接客対応をしたお客さんの夢をみた。
社員振りで光契約したおじいちゃんの話。

どこまでぶっちゃけていいのかはわからないのだが、まあ物販の絡む接客業というのはだいたい売上が絡むもので、社員に関して言えば売上予算とかそういうのもいろいろあるらしい。
ただし闇雲に商品を勧めるだけでは到底売れないので、顧客の需要に合わせて各種メーカーのスタッフとか、そういうひとが接客に入ったり途中で絡んできたりがあるわけなのだ。
無いだろうか。家電の買い替えに来ただけなのに、
「おうちのネットとか携帯の料金って見直したりしたことあります?良ければ詳しいスタッフ呼びますよ!」
とかなんとか、急に別のスタッフが出てきて話をするとか。そういう仕事だった。とても胃が痛かった。
件数がほしいのは社員もメーカースタッフなども同じなので、互いに案件を振り振られ、時折社員振りの案件を落としたり、もらうだけもらって返せずに負債が溜まり胃を痛くしたりなどもあったが、その時の話は機会があればいずれ。

ここから本題の夢の話

そのお客さんは、初老というにはちょっとお年を召した方だった。声の大きい男性で、威圧してやろうとかそういうのではなく、シンプルに耳が遠いがゆえに声が大きくなるタイプ。
最初に対応したのはその屋号の若い社員で、インターネットの契約がしたいということと、繰り返しになる説明に嫌気がさして案件を丸投げしてきた。

ひょうきんでお調子者、ただ人が良く好かれやすい先輩と、介護資格有資格者で顧客の8割が年配の自分がその時の出勤スタッフだったので、狙われたな…と思うなどしたのを覚えている。
「ネットの問い合わせ、僕は無理なんで詳しいスタッフのとこ案内しますね!」
とカウンターに着座させ、お客の背後でサムズアップしつつ去る笑顔は輝かしかった。

一応同席していたけれど、正直インターネット関連は世間一般よりかは知識がある程度くらいで苦手な案件なので、ほとんど先輩に任せつつ隣でぼんやりしていた。簡単に席を説明するとこれ↓

       客
[カウンター]
   僕   先輩

最初はネットの話だったけどそのうち家電の話になって、彼は同じことを繰り返し説明したりだとか、そもそも年配の方があまり得意でないのもあって途中から目に見えてイライラしていて、
「いや、僕はネットの人で家電の人じゃないんで」
とことあるごとに口にしていて、客対応中だから抑えてるけどこれめちゃくちゃ内心キレてんな……と親しい仲ならわかるくらいだった。
けれど止まらない客のトーク。繰り返される同じ質問と、耳が遠くて聞き取りにくいがゆえに「え?」「あ゛?」と何度も聞き返されることで溜まるフラストレーション。
ご年配相手によくあるこれ、煽ってるわけじゃなくて悪気はないんだよなあ……ご愁傷さま…と思いながら、そのやり取りをBGMに僕は先輩の隣でアイスを食べていた。
わざわざひざ掛けまで引っ張り出してご機嫌だった。
(冷え性で寒がりなので、実際年中ひざ掛けは持ち歩いていた)

問い合わせがヒートアップする中で悠長に客の目の前でスーパーカップを食べる店員。たとえ夢でも許されないな……そんなにアイス食べたい気分だったか…?チョコミントなら年中ウェルカムだけど…と思いながら起きた。
覚醒してスッキリした頭で考えても許されないとはおもっている。この話を聞かされた先輩はめちゃくちゃ笑っていたので、まあ誰かが笑えるネタであったことは幸いだった。

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