Nコーヒー

コーヒーにまつわる意見を発信していきます。

Nコーヒー

コーヒーにまつわる意見を発信していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

「若者にコーヒーを」

あるコーヒー店を訪れたときに、ふと気が付いた。 その店には10代から30代のお客さんしかいなかったのだ。 席は10名ほどしか座れないようなお店であったが、若いお客さんで満席だった。 私が店内に入ると、席に座れないという状況が即座にわかったため、持ち帰り用にドリップコーヒーを注文した。 するとすぐに、バリスタ(店員さん)が目の前でコーヒーを作り始めた。 真っ白なカウンター越しに作る姿を見ていると、私は話しかけられた。 コーヒーはよく飲むのか、どのような味が好みなのか、を聞か

    • カプセル式コーヒーの夜明け

      先日、コーヒーのイベントであるSCAJの展示会に行ってきた。そこで見て味わった「morning」という製品に驚いた気持ちをここに残しておきたい。 現状カプセルコーヒーの立ち位置 カプセル式のコーヒーといえば、ネスプレッソやKeurig、ドリップポッドといった製品が国内では主流である。特にKeurigはアメリカでは一家に一台あるほど浸透している、と噂を耳にしたことがある。一家に一台は言い過ぎかもしれないが、確かにアメリカが舞台のNetflixオリジナルドラマによく出てくるよ

      • 「膨らまないコーヒー」

        先日、あるコーヒー屋さんのオンラインショップをみていたときに感じたことを書き記していく。 どうやら、そのお店はキャンペーンを実施していたようで、その対象の商品は、他のものよりもたくさんレビューがついていた。 その中に一つ、気になったレビューがあったので、それについて思ったことを皆さんに問いかけたい。 内容は次のようなものだった。 「味はおいしいが、お湯をコーヒーに注いだ時に膨らまなかったので評価を下げた」 私が驚いたのは、コーヒーが膨らまないと評価を下げる人がいるというこ

        • 「インターネットとコーヒー」

          インターネットを使ってコーヒーを売ろうと多くの店が躍起になっている。 実際に店舗に足を運んでもらうよりも効率よく売れるということが理由の一つだろう。しかし、インターネットとコーヒーの親和性が低いために、魅力がほとんどの消費者に届いていないように感じている。 とても個性的な味を伝えようととしても、何かフルーツの味や、菓子に例えるほかに方法が見つからないのである。それぞれのイラストを添えたり、印象的なキャッチコピーを与えたりするしかないのだ。 さらに、多くの人が口にしたことのな

        • 固定された記事

        「若者にコーヒーを」

          「コーヒーの席」

          20歳を過ぎるとアルコール類を飲めるようになり、「お酒の席」に繰り出す。それは多くの場合、夜に行われている。また、その日の予定の最後に組み込まれることが非常に多い。 私は「お酒の席」でする会話は親交を深める役割がある点でとても好きである。しかし、そのような場でしか、私的な相談ができない生活スタイルになっていることに気づいたのだ。夜に親密なコミュニケーションをとるのではなく、太陽が昇っているうちに、それに代替する会話があってもいいのではいかと考えている。 私が考えるのが「コー

          「コーヒーの席」

          「旧いコーヒーからの脱却」

          コーヒーとひとくちに言っても想像するものは、人それぞれ違う。 世界中で飲まれているせいで、コーヒーに非常に多くの文化が出来上がっているからだ。 日本という国は、ご存知の通りなんでも「日本風」に外国文化を変化させることが御家芸である。それはコーヒーについても当てはまるのだろうか。 日本では自分の国の文化を受け入れてくれるのではないか、という思いで多くの国からコーヒーショップが上陸している。 アメリカ系の先進的なコーヒーや、ヨーロッパ製のエスプレッソマシンを使ったコーヒー、さら

          「旧いコーヒーからの脱却」

          「おすすめしたいコーヒー」

          巣ごもり需要というものが発生していることで、焙煎豆の家庭消費が増えているそうだ。見たり聞いたりしたものなので、具体的にどれほで増加したのかは知らない。 外でコーヒーを飲まなくなった人が、家の中でコーヒーを作っているようだ。家でコーヒーを作ると、コーヒーが今までより身近に感じることができ、もっと好きになるきっかけになると思う。 手元に器具がある場合、もっとクオリティの高いコーヒーを作ってみたいという衝動に駆られることがある。しかし、今の器具で十分なのか、もっとも大事なコーヒー

          「おすすめしたいコーヒー」

          「日常のコーヒーと非日常のコーヒー」

          学校や仕事が休みの日に、少し遠出をして非日常を味わっている人は少なくない。旅行や大勢の人一堂に会するところ(コンサートやテーマパークの類)には、私も非常に関心がある。何か現実逃避のような感覚を手に入れることができる気がするからだ。 私は、コーヒーの日常について問いたいと思う。 日本で手軽に飲むことのできるコーヒーは、コンビニのものやインスタントのもの、缶コーヒーが挙げられる。これらの素晴らしいところは、どこで買っても同じクオリティのものを楽しめるところにある。 その点にお

          「日常のコーヒーと非日常のコーヒー」

          「未体験のコーヒーの味」

          私は自家焙煎で、何か日本の焙煎大会で優秀な成績を修めたという店に行った。審査員に認められたコーヒーとはどのような味がするのだろうか、という思いがあったのだ。 そのお店には、大きな焙煎機が置いてあり、横にはコンピュータのようなものとディスプレイがあり、それには温度を示すグラフが描かれていた。 記録を電子的に残して改善点を探しているのだろう。 店内を見渡してから、早速注文をした。 そこで、ペーパードリップのメニューを頼んでみたところ、豆を選べると言われた。 やはり、気になるの

          「未体験のコーヒーの味」