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【助産師のひとりごと】乳児健診のシンデレラ

みんな大好き♡夢と魔法の乳児健診

 わたしが住んでいる所は東北地方です。真夏を除けば、春秋の比較的暖かい時期でも気温は大体10度台。日が当たらない場所だと、結構寒いんです。さらに冬になると雪が降るし、気温はマイナスの世界に突入します。そのため、赤ちゃんたちはみな、外出時に靴下を履いてお出かけします。あんよ、寒いからね〜。

 そんなわけで乳児健診にも、赤ちゃんたちは可愛い靴下を履いてやってきます。それにしても赤ちゃんの靴下って、なんであんなにキュート♡となんでしょう…。わたしは大好き!お母さんたち自身も、お気に入りの靴下を赤ちゃんに履かせて、ファッションを楽しんでいらっしゃる方が多いですね。

 そんなステキな赤ちゃんの靴下なんですが、なんと!夜な夜な…、ではなく健診の度にシンデレラが現れるんです!!たくさんのお母さん方をお迎えした後、もうそろそろ健診も終了という頃、「あらっ?これ、誰の?みなさん、心当たりありませんか〜?」と、スタッフ同士の連絡事項が回ってきます。可愛らしい片側だけの靴下と共に…。

 そんなに規模が大きくない健診なので、スタッフの誰かが何となく覚えていて、大体持ち主を特定することができています。後日、家族さんに役所に取りに来てもらい、靴下は無事赤ちゃんの元に戻っているようです。このように、忘れ物をした場所がはっきり分かっていると、運よく戻ってきてくれる可能性がありますね!

シンデレラ予防のための3つの方法

(1)靴下の履き口(上側)を2回くらい折る

   靴下の履き口が若干狭くなるので、足にフィットして脱げにくいです。
   この方法の場合、少し丈が長めの靴下を使います。短め丈だとアンクル丈に
   なってしまって、余計脱げやすくなっちゃいます。それから、何回も折ると
   赤ちゃんの足首が締まりすぎて、靴下の線が付いてしまいます。

(2)ハイソックスを履かせる

  (1)と似ている作戦ですが、ショート丈はあえて避けて、長めの靴下を選び
   ます。長めの丈だと、ズリ下がり始めてから完全に脱げるまでに比較的時間
   がかかるため、ママが気づきやすいです。ショート丈は可愛いし、履かせる
   のが楽なのですが、あっという間にいなくなります…。

ショート丈靴下

(3)常に赤ちゃんの足をさわる

   これはわたしがやっていた方法です。エルゴで抱っこしながら、ほぼ無意識
   的に、常に子供の足をさわっていました。「ん?」と感触が変われば、靴下
   が無くなっていました。(笑)それから、違う売り場に移る時、トイレ行く
   時、お店を出る時…というように、移動前の定期点検もやってました。遠く
   まで探しに戻るのが本当に億劫でしたので…。

ムチムチ足がたまりません♪

 赤ちゃんと行動していると、細かいところまでママの目が行き届かないのは仕方ありません。できるところから対策していきましょう!それから、公的施設や商業施設などの赤ちゃん・子供が立ち寄りそうな場所は、忘れ物を見つけたら保管しているはずですので、一度問い合わせてみることをオススメします。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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