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「Nラジ」を自分で文字に起こしてみる作業

こんなことを自分でする人はどこかに居るんだろうか・・・
と思いながら、

結構大切なこと、結構伝えたいことが詰まった放送だったので、
どうしても「インスタライブなんて絶対聴かないぜ」という層の方にも伝えたいと思い、満を持して文字に起こしてみました。

ザックリですが、どうぞ。

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「不適切動画」と判断された細かい経緯


まず最初に。
「パワハラ問題に終止符を打ちましょう」というテーマの動画が、YouTube側に不適切動画だと判断されたことについて。

経緯としては、普段「緑色」で表示されている「収益マーク」が「黄色」になっていて、「あれ?」と思いながら詳細を見ると、

「広告掲載に適してない動画」と書かれてました。

「なんだこれは?」


間違いなく何かしらの「コンプライアンス」に引っかかってるってことなので。
そのままにしておくと、悪質なチャンネルとみなされて、動画そのものだけじゃなく、チャンネルごと削除されてしまう可能性すらあるんです。
やばいやばい、と何がなんだかわからない状態で「2時間半程」非公開にする、という対応をしました。

でもさすがに、そんな暴力的な表現とか性的な描写とか、過激なこととか何も言ってないし、「まぁなにかの間違いだろう」と、結構余裕をかましてたんですよね。

AIがミスってるから、「人の目で審査」というやつを依頼しました。
そしたら、その日のうちに「人の目で見ても不適切です」という返事が返ってきたんです。

理由は書かれておらず、あくまで結果のみが。

これ、
「広告がつかない」っていうのがどういうことかというと、

・「色んな人が見てる動画だから広告つけた方がイイよね!」っていう動画としてみなされていない
・広告をつける価値がない
・広告を付けていない動画を、露出する意味がない

ということ。

露出というのは、つまり「関連動画」とか「オススメ動画」に表示される頻度のことで、誰かがなにかの動画を見た時に、スマホだったら下側、パソコンだったら右側に表示される動画のことなんですが・・・

ここに表示されないということは、「チャンネル登録者の方以外には見せませんよ」というYouTube側からの宣告なんです。

だって不適切動画なんだから、だって悪質だから、というやつ。

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「Nバク」として衝撃だったこと


広告収益なんて全然微々たるもんだからどうでもいいんです。
オススメに載せてもらわないと誰にも見てもらえない!無理!というわけでもない。

私が一番無念だったのは、「人間関係」とか「教育」とか「先輩後輩の関係」とか「新人指導」というテーマは、これまで最も力を入れて、思いを込めて作品にしてきたカテゴリーだと言うこと。

正直・・・まぁ差をつけるのもおかしいですが、どれも気持ちを込めて作った作品ではありますが、「レントゲンという人物について」とか「転職エージェントの使い方」的なやつは、サブカテゴリーで、「オペナースの〇〇」的なやつも、あくまでサブテーマでしかないので。

あくまで「Nバク」としてメインで伝えたいことは、働くナースたちが抱える悩みや、葛藤を解決する物の考え方や捉え方なんです。

だから今回の「パワハラ撲滅動画」って、Nバクとしては結構比重が大きいテーマだったんです。

これを、
YouTube上では「不適切」だと判断されたこと。
これがものすごく無念でした。

どの辺りがコンプライアンスに触れたか、というところは未だにハッキリわからないものの、色々、本当に直接DMとかコメントとかでご意見もご指摘も頂いて、


・人間を調味料に例えるのがダメだったんじゃないか
・調味料メーカーとかの広告がつけにくい
・人間を人間ではないものに例える、非人道的な表現がダメだった
・今回は「わさび」とか「タバスコ」に例えたけど、その例えがダメなら以前はもっと・・・

みたいな意見もありました。

確かに・・・
ちょい前に「スズメバチ」とか「毒キノコ」に例えてるけど?!
スズメバチなんて、もはや害虫ですけど・・・

もう、この例えグセが、例え過ぎるクセが災いした、というご意見が圧倒的多数でした。
そして、私から「例え」を取ったら何も残らないんじゃないか、とも改めて実感したんです。

そんなこんなで、「YouTube」というプラットフォームで情報発信する意味を、一度見つめ直してみようと思いました。

自分ではコントロールできなさすぎるし、極端な話ですが、突然「あなたの動画は全部ダメです」って言われてチャンネルごとBAN、みたいなことも当然あるわけで。

だからしっかり、YouTubeで情報発信する意味を見つめ直して、考えないとなって・・・

でも1週間も2週間も凹んでてもしょうがないんで、見つめ直す時間は1日か2日あれば充分で、もうしゃかりきに見つめ直し終わったんですが・・・

やはり、今後の活動は抜本的に再構築が必要だな、というのが結論です。

YouTubeも、もうテレビと同じで広告ビジネスで回っていて、それこそタレントさんが「スポンサー」の不利益になるような発言が絶対できないみたいに、YouTube上でも「人間をスズメバチとか言わないで下さい」ってなる。

今後は、こういう表現はもちろん気をつけつつ、例えグセもなおしつつ。笑

やっぱり

マンモスプラットフォームのアルゴリズムや突然の判断に活動が左右されないように、YouTubeの外の活動をどんどん始めていくことにします。

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YouTube外の活動を開始


いや〜
もうちょっとチャンネル登録者が増えてからかなぁ、もう少し認知されてからかなぁ・・・と、結構まったりしてたので。

「遅い!」「ぬるい!」と言われたようで、目が覚めました。

こういう出来事があった時って、クリエイターの心が折れるんです。

もうYouTubeやめる・・・
もうそんな「不適切」とか言われたらもう傷ついたからやめる・・・
ってなる人も結構多く居るみたいで。
そりゃそうですよね。

めちゃくちゃ時間をかけて作った煮込みハンバーグを、「いや〜このハンバーグ、お客さんに食べさせられるクオリティじゃないから、うちの店で出せないわ」的なことをオーナーに言われたシェフの気分になりますよね。

もうそんな言われ方したら、しばらくハンバーグ作りたくない・・・って。

例えがまわりくどいですね、完全にキレが落ちてますよね。

ただね。
やっぱりYouTubeは、立派なマンモスプラットフォームで、どう考えてもここを使わない、という選択肢はないんですよね。

Nバクのフォロワーさんも、Twitter、Instagram、YouTubeと並べた時に、やっぱり一番数が多い。規模がデカイ。

その大きなプラットフォームの特性をしっかりわかった上で、「表現には充分気をつけた」上で、自分の活動の認知度を上げたり、信用を得るための場所として使う、くらいの距離感がちょうどいいと改めて実感しました。

病院の中で、言うべきことを行って、やりたい改革をして、それこそナイチンゲール姉さんのマインド全開で突き進んで来ましたが、でも病院組織の中で出来る「仕事量」には限界がありました。規模も小さい。

YouTubeも同じで、例えば「わさび」がコンプラ違反だとしてですよ、どんどんマイルドな表現にして、伝わりにくい曖昧な表現でなにかを語るのは、もはや「Nバク」というプロジェクトのコンセプトに反しまくるんです。

やっぱり、活動の「コンセプト」は貫きたい。
でもYouTubeの大きな船で得られるメリットやチャンスは最大限に頂く。
YouTubeのコンプライアンスとNバクのコンセプト両方のバランスを取りに行きます。

そんなこんなで、

結論です。

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Nバクは10月から、
YouTubeでの動画更新は週に1回に減らします。これを土曜日18:00にします。
そして、この「Nラジ」をYouTubeに完全引っ越します。これを水曜の22:00にします。
これまで動画をアップロードしてた、水曜に「Nラジ」です。
時間は22:00です。
ここでは、「悩み相談に答えたり、雑談する。視聴者の方との「待ち合わせ場所」みたいにしていこうと思ってます。

そしてそして、まだあるんです。
もう一つあるんです。

ここからが今後の活動の核になります。
動画投稿の数を減らすのは、あるものを作りたいからで、ここで出来た時間で、これまで過去動画で語ってきた様な数々のテーマを、片っ端からセミナーコンテンツに作り変えていきます。

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セミナーコンテンツをつくる


「10分動画」のサイズには到底収まりきらないエピソードや実例も含めた、
「頑張るナースに捧ぐセミナー」として新たに作っていく。
名前がダサいかな。
なんか良いのないかな。
これは・・・ちょっと考えます。

※コメント欄で「Nバク塾」「ナースの“頑張る”を支えるセミナー」など、ご意見もらいました。ありがとうございます!

このセミナーを、月イチリリースしていきます。
この詳細はまたおいおい、準備が整ってき次第お知らせしますが、

これの準備や全体計画の練り直しなんかもしたいので、今週(9月16日と19日)の水曜・土曜の定期更新は一旦お休みします。

9月はあと3本、きっちり動画更新して、10月から週1回投稿に減らします。

やっぱり、どうしてもこの活動で伝えていきたいことがあって。
聞いて欲しいことがあって。
それを待っててくださっている「頑張るナース」たちが居る。

Nバクが大切にしていること

YouTubeのチャンネル登録者よりも、再生回数よりも、もちろん広告収益よりも、
「この動画見て、泣きました」とか。
「もう毎日辞めることばっかり考えてたけど、明日も仕事行こうと思います」とか。
「新人教育で悩んでたけど、このやり方で試してみます!」
「今年1年頑張ってみようと思います」とか。
色々言葉を頂きます。

この反応。
これこそが、この活動の価値・意義である、と思ってます。
これって、一つの部署の管理職をしてるだけじゃ、絶対に見れなかった光景なんです。

目の前の新人や若手を教育することはできるんですが、そんなもんじゃない数の反応がある。

私が、もっともっと頑張らなくてどうするんだ、と。
いつも気が引き締まります。

なので、YouTubeに「不適切」だと言われたとしても、「もっとお前が頑張らなくてどうするんだ」と言われた、「背筋をのばせ」と言われた、そんな気分です。

もうそれだけです。

でもね。


さすがに・・・今回は結構堪えました。
結構、こんなに一生懸命作っても、こんなことってあるんだなぁ、と。

そこそこ死ぬ気で作ってる動画が「無価値」と判断されるって、しかもAIの誤作動じゃなく、人間様に。

だからこそ、自分でしっかり活動基盤を作っていく必要があると痛感したので、豆鉄砲くらいつつですが、ちゃんと羽ばたけるハトになれるようにめげずにやっていきます。

まだ・・・例えのキレは戻らない。

というわけでみなさん、Nバクは全然、まったく止まりません。
まだまだ行きます。

一生懸命仕事をしてるナースたちが、真面目に患者さんに向き合って、教育に取り組むナースが、「この仕事良いよね」「私達かっこいいよね」って思えるような、そんな瞬間を共有したいし、そんな発信力を持ちたいんです。

なので、歩みを止めず、「頑張るナースに捧ぐ」、これを全うしますんで、
「おうおうやってるな〜」くらいのノリでいいので、

どうか応援してやってください!!!!!

それでは、本日はこの辺で終わりたいと思います。

最後まで聴いていただいた皆さんありがとうございました!

Nバク

「Nバクの活動を応援したい」と思って頂ける方は、是非サポートを!!!!! 「頑張るナースに捧ぐ」ための活動資金に当てさせて頂きます。