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金木犀の匂いで思い出してしまう


ふとした時に香るこの匂いは"金木犀"

君の匂いだ。

何処にいるのか、探してしまう。

あの優しくて、甘くて、懐かしい匂い。

いつも2人並んで歩いたあの並木道。

君はいつも

アルノ:キンモクセイのいい匂いがするね!

そう言って、微笑んでこっちを見る。

そうして、僕から君の手を取る。

そんな日々が懐かしくて。

僕はキンモクセイだったのかもしれない。

いつも2人並んで歩いたあの並木道。

今は僕1人、君はどこに行ったのかな。

僕は

○○:君を一生離さない

って思ってたのに。

君があの日いなくなる時に、

アルノ:もう一生話さない、顔も見たくない。

って言われた時は驚いた。

そうして君はどこかへ行ってしまった。

今思えば、君は嘘をつくのが下手くそで。

僕のことを大事にしてくれていたからなのだろう。

でもお陰で、僕は君のことは忘れられなくなってしまったよ。

もう一度会うことは出来るのかな。

秋が来るといつもそう思ってしまう。

もう会うことが出来ないとわかっていても。

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