日本理化学工業
改めて凄い会社なんだと思った
日本理化学工業さんの動画を見ながら色々と考えさせられました
本に記載されてあった内容で深いなぁって思った話があります
ある方の法事のために訪れた
禅寺の住職と会食の席で隣り合わせになり
何か話さなければと口を衝いて出たのが彼女たちの話でした
うちの工場では知的障がいのある
社員が数名働いていて彼女たちは毎日誰よりも早く来て一生懸命仕事をしてくれます
でもやはり普通の人とは違って
単純なミスをするので叱ることがあるわけです
それでも毎日来るのはどうしてなのでしょうね
会社で大変な思いをして働くより
施設で大事に面倒を見てもらったほうがずっと幸せだと思うのに
するとその住職は
人としての幸せについてお教えしましょうと言ってこう語り出しました
この四つが人間の究極の幸せであると曰く物やお金をもらうことが人としての幸せではない
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人から必要とされること
住職はこう付け加えました
大山さん人に愛されることは施設にいても家にいても感じることができるでしょう
けれど人に褒められ役に立ち必要と
されることは働くことで得られるのですよ
つまりその人たちは働くことによって
幸せを感じているのです
施設にいてゆっくり過ごすことが幸せではないんですよと
人に求められ役に立つという喜びが
ある
住職のお話を聞いて
そのことに気付いたのですまさに目から鱗が落ちる思いでした
こんな言葉を当時の大山さんに
話をした住職さんも凄いこど
1960年に都立青鳥養護学校(現・都立青鳥特別支援学校)卒業の2名の障害者(15歳、17歳)の女性を正社員として雇用しと書いてある
うちの時代も昭和生まれだけど
あの時代ってもっと大変な時代だったはずです
1937年2月大山要蔵によって設立
昭和35年のあの時代に障害者雇用を
始めたなんて凄いこと
今の時代なら日本理化学工業みたいな
会社が増えてほしいのと
同時に思うのが機械化が進めば
知的障害の人の仕事はほとんど奪われてしまう