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文章

高校の時、女友達に
「今日はありがとう、また遊んでね」みたいな内容が書かれた紙片を別れ際に渡された

言葉が紙に書かかれた瞬間、それはメッセージとなり、話すことよりも、私にとっては重要と思わされるきっかけを与えてくれた

その女の子は、きっと誰にでも、手紙
を書いたりするのが好きな子で、意味なんてなかったと思う

でも初めて、そういった短文ながらもメッセージを書かれた文を貰った私は強烈なインパクトを受けた

文章を残すことは、ある意味その時代の証拠となり、生きた証となる

10年、20年、30年と月日が流れれば記憶が曖昧になり、誰が何を言ったのか、どちらが先に言ったのか、何を一体誰に言ったのか

そういった事が曖昧になる

それはそれで、時に悪いことばかりではないのだが、それよりも文字にして残しておけば、一目瞭然となる

それは、何百年、何千年も変わらない

歴史は文字から築き上げられ、作られてきた

口頭の伝達だけでは、この世界はこんなにも発達してこなかった

あの20数年前にもらった小さな紙片は私にとって忘れられない出来事となった

あれから、私も真似をして、何か相手に伝えたいと思ったら、チラシでも、ノートの余白でも、文字を羅列して相手に送った

気持ちの押し売りと言われても、気にしなかった
その時の気持ちを正直に書き綴った

ラブレターに嘘を書く人はいるのだろうか

小説家や教科書作成者、作詞家など、いろんな書き手が世の中にいるけど、みんな文字を打つ時、真摯に自分と向き合って作っているだろう

時代が変わり、その文章が古いと思われたり、その考えは誤っていると思われても構わない

その時、その瞬間、自分を、騙すことなく書いたのだから

だから、文章は尊い
いつまでも、いつまでも、書けたらいいのにね


今までありがとうございました
一旦、休みます
いずれ再開しますので、また会いましょう
徒然なるままに、、、、。


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