休日の朝、平日の朝
マンションの室内のベランダに通じる窓を開けたら
雲ひとつない青空が目に映った、そして冷たい空気が流れだしたのを感じた
体操マットのように積み上げられていた布団に目がけて、勢いよくダイブした
なんて清々しい朝なんだろう、顔と布団の柔らかな部分が密着し幸せな感じ。
振り返ると、母が微笑んでいた。
ずっと今日は一緒にいれるかな
また、違う朝、真っ青な空からのブルーの斜光線がテレビの画面に乱反射した、テレビに青空が映っていた
お気に入りのテレビ番組を見ながら、チョコレートを頬張る
歯は虫歯だらけ、僕は気にしない
気になるのは、テレビの片隅に映る時刻表示だけ、時間よ止まれ、数字が動かないようにって願っていた
母は忙しそうに化粧をしているのが気配でわかる、母は難しい顔してるのかな、、。
母の機嫌をとるために母のスカートを履いた
母は悲しそうな顔をした、恥ずかしさで泣きたくなった
褒められたことより、悲しませたことの方が記憶に残っている
あの青空は、もう遠い過去
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